ホーネットのような高回転型の4気筒エンジンを持つバイクでは、マフラー選びによって音質や乗り味が大きく変わります。今回は、人気の社外マフラーである「プリティーレーシング」と「RPM管」の特徴や違いを解説し、それぞれの魅力を音質・性能・デザインの観点から比較していきます。
プリティーレーシングマフラーの特徴
プリティーレーシングは、その名の通りスタイリッシュなルックスと攻撃的なサウンドで若い世代を中心に人気の高いマフラーです。ホーネット250専用設計のモデルも存在し、取り付け性やフィッティングも優れています。
音質は中~高音域にかけて伸びがあり、「乾いたレーシーな音」が特徴です。特に高回転域では4気筒ならではの官能的なサウンドを際立たせてくれます。
RPMマフラーの魅力と傾向
RPM(レーシングプロジェクトムラカミ)は、歴史の長い国産マフラーブランドで、伝統のある「RPM管」は独自の低音と迫力あるエキゾーストノートが特徴です。
ホーネットにRPMを装着すると、「ドロドロ系の重低音サウンド」が楽しめます。4気筒エンジン特有の吹け上がりとRPMの独自構造が生む低音は、アイドリングでもしっかりと存在感があります。
音質を比較する:好みはどっち?
プリティーレーシングは音の「鋭さ」と「高音の抜け」を重視する人に向いており、回転数を上げて走るのが楽しい仕様です。一方で、RPM管は「重厚で落ち着いた音質」が魅力で、街乗りでの存在感や音の余韻を楽しむ人に最適です。
実際のユーザーの感想では「プリティーはうるさいが気持ちいい音」「RPMは重低音が心地よくて癖になる」など、それぞれにファンが存在しています。
性能や乗り味への影響
どちらのマフラーも基本的には純正と比べてパワー感が若干変化しますが、極端な差はありません。ただし、抜けが良くなる分、低速トルクがやや犠牲になることもあるため、セッティング(ジェット類など)を見直すことでバランスが取れます。
プリティーは高回転向き、RPMは中低速トルクが太く感じられるという傾向があるため、街乗り中心かワインディングを楽しむかで選ぶのも良いでしょう。
価格・取り付け・サポート面
プリティーレーシングは比較的安価なモデルも多く、コストを抑えたい人にもおすすめです。RPM管はブランドの信頼性と品質を重視する分やや高価ですが、品質の安定感があります。
取り付けについてはどちらも基本的にボルトオンで可能ですが、年式によって若干の加工が必要なケースもあるため、購入前に販売元へ確認しておきましょう。
まとめ|ホーネットに最適なマフラーは?
ホーネットに合うマフラーとして、高音で回して楽しいプリティーレーシングか、低音で迫力あるRPM管か、どちらを選ぶかは「どんな音を求めているか」で変わってきます。
バイクは音も大きな楽しみのひとつ。どちらもYouTubeなどで実際の装着動画を確認し、自分の好みに合う音を探してみてください。自分の走り方やスタイルに合った1本が、きっと見つかるはずです。
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