日産コンドル KL‑PW252MZ ラジエータ冷却水容量と交換時の注意ポイント

車検、メンテナンス

日産コンドル KL‑PW252MZ(増トン)のラジエータ交換/冷却水補充時に気を付けたい「水量」と「エアー抜き」の基礎知識を、整備初心者にもわかりやすくまとめました。

冷却水の標準容量とは

KL‑PW252MZのラジエータとエンジン冷却回路に必要な冷却水量(真水と不凍液混合)は、整備マニュアル上で約15~20リットルとされるケースが多いです。

整備ショップでは、「全抜き・再注入」で脱気後の冷却水ラインが完全に満たされていることを確認しながら補充します。

交換前の準備と排出方法

まずはエンジンが冷えてから、リザーブタンクとラジエータドレンから古い冷却液を完全に排出します。

その後、ラジエータキャップを開けながら、新しい冷却水(希釈比50:50)を慎重に注ぎます。

エアー抜きの基本手順

  • ヒーター最大温・送風ファンON状態にしてヒーターホースを温め、システム全体のエア噛みを排出
  • ラジエータキャップを開けたまま、エンジン低回転で暖機運転
  • 冷却水が安定したらキャップを締め、リザーブタンク液位を確認

なぜヒーターONにするの?

ヒーターコアも冷却系の一部なので、ここへも冷却液が回ることでエア抜きが正確になります。

交換後のチェックポイント

最初の数日間は、クーラントの水位や漏れ、異音などをこまめに確認しましょう。

走行後に水温が安定し、過加熱警告灯が点かないようであれば、作業は正常に完了している目安です。

冷却水交換の実例

例えば、走行距離10万kmの中古KL‑PW252MZを整備する際は、冷却水の劣化・スケール除去を兼ねて15Lを交換するパターンが一般的です。

エンジン始動直後・暖機後のリザーブラインの水位が上下しないことを確認してください。

まとめ

増トンコンドルKL‑PW252MZの冷却システムでは、冷却水容量はおよそ15~20Lを目安にしています。

交換時は、ドレンからの完全排出・エア抜き・水温安定化まで丁寧に行えば、オーバーヒートや不具合リスクを抑えられます。

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