アウトドア需要や非常時の電源確保として人気の高いAC100Vコンセント機能。トヨタRAV4にも一部グレードで装備可能なこのオプションですが、購入後に後付けできるのか気になる方も多いはずです。この記事では、RAV4のAC100Vコンセント後付けに関するポイントや実例を詳しく紹介します。
RAV4のAC100Vオプションとは
RAV4にはAC100V・1500Wのコンセントが設定されており、ハイブリッドモデルやPHV(プラグインハイブリッド)モデルでは災害時の給電機能としても注目されています。車内とラゲッジスペースに計2口のコンセントが備わる仕様で、電気ケトルやノートPCなども使用可能です。
このAC100V電源は一部のグレードではメーカーオプションであり、注文時に装着を指定しないと標準では装備されていません。
AC100Vコンセントの後付けは可能か?
結論から言えば、完全純正のAC100V電源システムの後付けは困難です。というのも、1500W出力には専用インバーターや電装系統の設計変更が必要となり、単なる部品追加では対応できないためです。
また、ディーラーでも後付けに対応していないケースがほとんどで、後付けを希望する場合は社外品を検討することになります。
社外品による後付けの選択肢と注意点
社外インバーターを利用することで、シガーソケットやバッテリーから電力を取り出しAC100Vを供給する方法は存在します。たとえば、500W〜1000Wクラスのインバーターを設置すれば、小型家電やスマホ充電には十分対応できます。
ただし、走行中の電圧変動や電力過負荷によるリスクもあるため、必ず定格容量を守り、プロに取り付けを依頼することが推奨されます。
純正のような使い勝手を求めるならPHVモデルが有利
RAV4 PHV(プラグインハイブリッド)は、標準でAC100V 1500W給電が可能なモデルです。エンジンを始動せずとも、満充電状態で家庭用家電を5時間以上使用可能という実力を持ち、災害時やアウトドアでの利便性が高く評価されています。
後付けにこだわらず、今後買い替えを検討される方はPHVの導入を検討するのも一つの選択肢です。
実際のユーザー事例と声
あるRAV4ハイブリッドユーザーは「キャンプ用途でAC電源が必要になり、シガーソケット型の500Wインバーターを導入しました。炊飯器は無理でも、LEDランタンやノートPCは余裕」と述べています。
また、別のユーザーは「RAV4購入時にAC100Vオプションを付け忘れて後悔。後付けをディーラーに相談したが断られ、結局車載バッテリー対応のポータブル電源を使っている」と話していました。
まとめ:後付けの可否とおすすめの対応策
RAV4のAC100V電源は基本的にメーカーオプションで、純正同等の後付けはほぼ不可能です。ただし、アウトドアや緊急用途で電源が必要な場合は、社外インバーターやポータブル電源で代用可能です。利用用途や安全性を考慮し、最適な方法を選びましょう。
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