スズキレッツ4 FI車が5.9万円は安すぎ?中古原付購入で気をつけたいポイントと判断基準

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電動自転車の補助的な存在として、原付バイクの導入を検討する方が増えています。中でもスズキ「レッツ4」は手頃な価格とメンテナンス性の高さで人気の車種です。しかし、5.9万円で整備付き・新品バッテリーという条件は本当にお得なのか、不安に感じるのも当然です。この記事では、走行距離・整備状況・信頼性などの観点から、レッツ4の中古車購入の注意点と寿命の見極め方について解説します。

スズキ「レッツ4 FI」ってどんな原付?

「レッツ4」はスズキが販売していた50ccの原付スクーターで、4ストロークエンジン+フューエルインジェクション(FI)を搭載した燃費性能に優れたモデルです。

特にFIモデルは始動性が良く、冬場の寒い時期でもセル一発でエンジンがかかりやすい点が魅力です。また、車重が軽く女性にも扱いやすいと評判で、通勤・通学やちょっとした移動には非常に便利な1台です。

5.9万円は本当に安いのか?

結論から言えば、整備付き・新品バッテリーで5.9万円は「相場よりもかなり安い」と言えます。ただし安さには理由がある場合もあり、以下の点に注意が必要です。

  • 総走行距離:表示上5,240kmでも、メーターが5桁(99,999kmまで)表示可能な車種でなければ、実際は一巡している可能性も。過去整備履歴が確認できると安心です。
  • 整備の範囲:販売店によって「整備済み」の内容は異なります。ブレーキ・駆動系・オイル交換・ベルト交換など含まれているか確認を。
  • 保証の有無:納車後のトラブル対応や保証があると安心感が増します。

特に、保証があるかどうかは「信頼できる店舗か」を判断する重要な指標になります。

中古原付でも2〜3年は乗れる?

2〜3年の使用を見込む場合、以下のメンテナンスを意識すれば十分に現実的です。

  • 定期的なオイル交換(1,000km〜1,500kmごと)
  • エアフィルター・プラグの点検と交換
  • 駆動系(ベルト・ローラー)やブレーキの消耗チェック

走行距離が進んでいたとしても、日頃のメンテナンスを欠かさなければエンジン本体は長持ちします。FIモデルは燃調も安定しており、適切な整備でトラブルも少なめです。

なお、タイヤや駆動系はある程度消耗品として見積もっておくと良いでしょう。パーツ価格も比較的安価です。

中古バイク店でのチェックポイント

購入前に次のようなチェックをしておくと安心です。

  • 販売証明書や整備記録簿があるか
  • エンジン始動性・アイドリングの安定性
  • 試乗できるか、ブレーキやアクセルの感触
  • カウルの割れ・サビ・転倒跡

不安がある場合は、購入後に信頼できる整備工場で一度点検を受けるのもおすすめです。

eバイク移行までの「つなぎ」としての価値

電動自転車(eバイク)を最終的に使いたいと考えている場合でも、原付はその間の移動手段として非常に有用です。

特に雨天時や長距離移動、荷物の多い日などは、原付の機動力は圧倒的。都市部では駐輪もしやすく、燃費もリッター40km〜50km程度と経済的です。

メンテナンスをこまめに行えば、「安く買って壊れる前に乗り潰す」という考え方も選択肢の一つです。

まとめ:安い中古原付もメンテ次第でしっかり使える

スズキ「レッツ4」のようなFI原付は、手頃な価格・メンテのしやすさ・燃費の良さで非常に実用性の高い車種です。5.9万円という価格は魅力的ですが、走行距離の信憑性や整備内容を事前に確認してから購入することが大切です。

丁寧にメンテナンスすれば2〜3年は十分使える可能性があり、eバイク移行までの移動手段としても十分役立ちます。コスパを重視したい方には、しっかりと整備された中古原付という選択肢は検討する価値があるでしょう。

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