スポーツカー好きにとってスバルBRZは憧れの1台。そのため「新卒でBRZを買うのは無謀か?」という疑問を抱く方も多いでしょう。初任給や寮生活、ローンの現実性を踏まえながら、新卒での車購入について現実的な視点で考察していきます。
■ 初任給28万円+低家賃なら可能性はある
初任給が28万円、寮費が1万円程度という条件であれば、手取りは約22〜23万円と想定されます。生活費を抑えられる環境であれば、月10万円以上の貯金も現実的です。
例えば、食費3万円・通信費1万円・交際費2万円と仮定しても、残りで十分貯蓄が可能。半年で60万円以上の頭金を用意できる計算になります。
■ 総額400万円の新車購入、頭金はいくら必要?
新車でBRZを購入する場合、支払総額は400万円弱になることが多いです。頭金の目安は一般的に「車両価格の20〜30%」と言われており、80〜120万円程度が理想です。
頭金が少ないと月々の返済額が増え、生活に負担がかかります。無理のない返済のためにも、少なくとも50万円以上の頭金を目標にしましょう。
■ カーローンは新卒でも組める?審査のポイント
新卒1年目でも、勤続年数が3ヶ月を超えていればローンの審査対象になることが多いです。ただし、信用情報の蓄積が少ないため、審査基準はやや厳しくなります。
銀行系ローンは金利が低い一方で審査が厳しめ。ディーラーローンは金利が高め(3〜5%程度)ですが、新卒でも通りやすい傾向があります。
親の信用力を借りて「親名義でローンを組み、子が支払う」形も可能ですが、信用リスクやトラブル防止のため慎重に検討すべきです。
■ 実際の返済シミュレーション(月8万円は無理ではない)
例:350万円のローンを5年(60回)で組んだ場合、金利3.5%とすると月々の返済額は約6.4万円となります。生活費と貯金を考慮しても、月8〜10万円の返済は寮住まいの新卒にとって現実的です。
ただし、車検・保険・税金・メンテナンス費も考慮すると年間10〜15万円以上の維持費が必要です。ローンと合わせて総額を見通しておくことが重要です。
■ 新卒でスポーツカーを買った実例
例1:23歳男性(初任給25万円)
「新卒半年後にBRZを中古で購入(車両価格280万円)。頭金50万円+残りを5年ローン。週末ドライブが趣味になり、仕事のモチベーションもアップ」
例2:22歳女性(実家暮らし)
「ディーラーローンで新車のGR86を購入。頭金ゼロでも通ったが、月の返済が大変だったため副業を始めた。好きな車に乗るための工夫が必要だった」
■ 中古車という選択肢も視野に入れる
現行型BRZ(ZC8系)は中古でも状態の良い車両が多く、走行距離が1〜2万km台のモデルが300万円前後で購入可能です。新車との価格差を考えると、初期費用を抑えつつ満足度の高い選択になります。
また、自動車保険料や税金も排気量やグレードで変わるため、中古+グレード控えめモデルもおすすめです。
■ まとめ:計画的に進めれば夢ではない
新卒でスバルBRZを購入することは、無謀ではありません。収入・支出・頭金・ローン返済の計画を立て、しっかりとした資金管理ができれば、夢のスポーツカーライフも現実になります。ローン審査や車の維持費を十分に理解した上で、後悔のない選択を目指しましょう。
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