バイクのカスタムでLEDウインカー内蔵型のテールランプを導入する方が増えています。特にCB400SF NC39 SPEC3のような人気車種では、LED化によってスタイリッシュさや被視認性がアップします。ただし、取付時の配線処理には注意が必要です。特にマイナス(アース)線の扱いを誤ると、点灯不良や電装系トラブルの原因になります。
LEDウインカー内蔵テールランプの基本構造とは
LEDテールランプ内蔵型のウインカーは、通常プラス(+)線とマイナス(−)線があり、正しい極性で配線しないと作動しません。また、LEDは消費電力が小さいため、ハロゲン対応車での取り付けには別途リレーや抵抗が必要になることがあります。
特に社外品で「車体側のマイナス線が余る」というケースは多く見られますが、その扱いを誤ると機能不全につながります。
車体側のマイナス線を「放置」はNG
結論から言えば、車体側のマイナス線(アース)は必ず接続または処理が必要です。放置した場合、電流の帰路が断たれてしまい、LEDが点灯しない、または誤作動する原因となります。
対策としては以下のいずれかです。
- LEDユニットにマイナス端子がある場合:そこに接続。
- マイナス端子がない場合:LEDのボディが金属製であれば、フレームに接地(アース)する。
- それも不可能な場合:ボディアース線を別に引く。
アース処理の方法とポイント
アースを取る場合は、錆びていないフレームのボルトなどに圧着端子付きでしっかり固定しましょう。可能であれば、導通確認をテスターで行うことをおすすめします。
被覆を剥いただけでフレームに触れさせるだけの「なんちゃってアース」は、振動や湿気で接触不良を起こしやすく危険です。
ウインカーリレーの交換も忘れずに
LEDウインカーは消費電力が低く、純正リレーではハイフラ(点滅が異常に早くなる)になる場合があります。この場合は「LED対応ウインカーリレー」に交換しましょう。CB400SF用であれば、多くの社外品が適合しています。
また、ウインカーとテールランプが一体型の場合、リレー交換と併せて防水処理も重要です。
実際の取り付け事例:CB400SFユーザーの声
実際にNC39にLED一体型テールを取り付けたユーザーは、以下のように工夫しています。
- 「アース線を別で引いて、リアフェンダー内にネジ止めしました」
- 「抵抗付きの配線キットを使って正常に点滅するよう調整しました」
- 「念のためギボシ接続ではなくハンダ+熱収縮チューブで絶縁処理」
まとめ:マイナス線の処理は安全の基本
CB400SFでLEDウインカー内蔵テールを装着する際、マイナス線(アース)処理は決して無視してはいけません。適切な処理を行わないと、最悪の場合ショートや火災に繋がるリスクもあります。
確実に作動させ、安全に走行するためにも、アース処理とリレー交換、防水対策をセットで行うことを強くおすすめします。
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