バイクヘルメットをラップ塗装したい人へ|黒の新品ヘルメットに下地は必要?失敗しないための手順とコツ

カスタマイズ

自分だけの個性を演出できる「ラップ塗装」は、DIY塗装の中でも人気の高いカスタム方法です。中でも黒い新品ヘルメットをベースに使う場合、「黒のスプレーや下地処理は必要なのか?」と迷う方も多いのではないでしょうか。この記事では、黒ヘルメットにラップ塗装を行う際に必要な工程や注意点を、初心者でもわかりやすく解説します。

ラップ塗装とは?どんな仕上がりになるのか

ラップ塗装とは、ラップフィルムに塗料を吹きかけた状態で素材に押し当て、独特のマーブル模様や模様の陰影を出すカスタム塗装です。色の組み合わせや塗り方次第で、炎のような模様や大理石のような質感にも見せることができます。

使う塗料は基本的に複数色。下地色・中間色・上塗りクリアの3段階が基本になります。

黒の新品未使用ヘルメットに「黒スプレー」は必要?

黒いヘルメットを使う場合、「黒のスプレー」は必須ではありませんが、使う塗料の種類と仕上げたいデザインによっては塗り直す方が良いです。

特に、艶消し(マット)黒のヘルメットは塗料の乗りが悪い傾向にあり、仕上がりムラや密着不良の原因になります。そのため、見た目が黒でも「塗装用の下地」として一度クリアブラックか艶あり黒で塗装するのが無難です。

また、元の塗装と塗料の相性によってはハジキ(弾き)が出ることもあるため、できれば下地として塗り直す前提で準備をしたほうが安定します

研磨は必要?研磨なしで塗装できる?

新品のヘルメットであっても、表面の研磨(足付け)は必須です。理由は以下の通りです。

  • 塗料の密着性を高める
  • ツヤあり塗装面は塗料が乗りづらい
  • 塗装ムラを防ぎ、剥がれを防止

耐水ペーパーの800〜1000番程度で軽く表面を削り、マットな質感にすればOKです。削りすぎる必要はありませんが、表面の光沢がなくなるまで均一に足付けすることが重要です。

塗装の基本ステップとおすすめの順番

以下が、ヘルメットにラップ塗装を施す際のおすすめ手順です。

  1. 表面の汚れを中性洗剤などで脱脂・洗浄
  2. 耐水ペーパーで軽く足付け(800~1000番)
  3. プラサフ(下地塗装)を軽く吹き付ける(省略可)
  4. ベースカラー(例:黒や白)を均一に塗る
  5. ラップフィルムに中間色(例:青や赤)を吹きつけ、軽く押し当てて模様を作る
  6. 乾燥後、クリア塗装でトップコート
  7. 数日置いて完全硬化させたら、必要に応じて磨き仕上げ

塗装は薄く・重ねてが基本です。一度に厚塗りすると垂れたりムラになるので、時間をかけて丁寧に仕上げましょう。

塗装後の注意点と安全面

DIY塗装をする際にもっとも大切なのは、安全基準を損なわないようにすることです。特にSG規格・PSCマークなどの安全認証があるヘルメットに対して厚塗りしすぎると、万が一の衝撃吸収性能に影響が出る恐れがあります。

見た目のカスタムにこだわるのは楽しいですが、命を守る道具としての性能を損なわない範囲で行うことを意識しましょう。

まとめ

黒の新品ヘルメットにラップ塗装を行う場合、黒スプレー自体は不要な場合もありますが、研磨と下地の処理は重要です。塗装が剥がれたりムラになるリスクを減らすためにも、丁寧な下処理と正しい塗装ステップを守ることが、成功のカギになります。

安全とデザインの両立を意識して、世界に一つだけのオリジナルヘルメットを楽しんでください!

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