トヨタの人気ミニバン「ノア(NOAH)90系」と「ヴォクシー(VOXY)90系」は、兄弟車として共通のプラットフォームを持っており、外観や装備の違いはあれど多くのパーツが共通しています。今回は、その中でもインテリアの人気アイテム「ダッシュボードマット」について、共用が可能なのか詳しく解説します。
ノア90系とヴォクシー90系の車両構造の共通点
ノアとヴォクシーは、どちらも「GA-Cプラットフォーム」に基づく最新世代の車両で、基本的な車体寸法・内装レイアウトはほぼ共通です。ダッシュボード形状、エアコン吹き出し口の位置、インストルメントパネルの構造などは同じ仕様で設計されています。
そのため、多くのアフターパーツメーカーはノア・ヴォクシー90系用を共通製品として販売しており、互換性があるとされています。
ダッシュボードマット共用の可否と注意点
結論として、ノア90系とヴォクシー90系では基本的に同じダッシュボードマットが使用可能です。ただし、一部のグレードやオプション装備によって、センサー・ディスプレイ周辺の形状が微妙に異なる場合があります。
たとえば、上位グレードでディスプレイオーディオPlusが標準装備の場合や、パノラミックビューモニターのカメラ装備の有無によって、若干異なる開口部が存在するケースもあるため、グレードごとの適合確認が必要です。
具体的な適合例と実際の製品ラインナップ
以下は、市販されているダッシュボードマット製品の一部例です。
- Clazzio ダッシュボードマット:ノア90系/ヴォクシー90系 共用と明記(適合は型式ZWR90/ZWR95/MZRA90/MZRA95)
- Artina ダッシュボードマット:トヨタ車種でグレード別に適合あり。ノア・ヴォクシー用の共通設計品もあり。
- Amazon・楽天などの汎用品:製品によって適合確認が異なるため、商品説明の「対応型式」を必ず確認することが重要です。
同一型式(ZWR90Wなど)が記載されていれば、共通使用ができると考えて問題ありません。
購入時に確認すべき3つのポイント
ダッシュボードマットを選ぶ際に確認したいポイントは次のとおりです。
- 対応型式・年式の明記があるか
- カメラ・センサー・ディスプレイ周辺の開口部設計
- 耐熱性・反射防止・滑り止めなど機能性
とくにインテリアの質感を高めつつ、紫外線からの劣化防止を目的とするなら、遮熱機能やフロッキー素材などの高機能マットを選ぶのもおすすめです。
まとめ:共用は可能だが型式確認は必須
ノア90系とヴォクシー90系は同一プラットフォーム・ダッシュボード形状のため、基本的にダッシュボードマットの共用が可能です。ただし、グレードや装備によって若干の違いがあるため、購入前には「適合型式(例:ZWR90W)」を必ずチェックしてください。
安心して使用するためにも、オートバックスや専門ショップなど、信頼性の高いショップでの購入がおすすめです。
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