初めて中古車を購入する際、車両価格に対して手持ちの資金が不足していると「どのように支払えばよいか」「ローンはどう組めばいいか」など、疑問が尽きないものです。本記事では、120万円の車に対し100万円を手元資金で支払い、残り20万円をローンで支払うことが可能なのかをはじめ、車の支払い方法についてわかりやすく解説します。
車の支払いは「頭金＋ローン」の組み合わせが一般的
多くの中古車販売店では、「頭金＋ローン」という形式での支払いに対応しています。つまり、手持ちの100万円を頭金として支払い、不足分の20万円をローンで分割払いすることは、原則として問題なく可能です。
この方法を「部分ローン」とも呼び、一括払いとローンの中間的な支払い方法として、多くの購入者に利用されています。
全額ローンにしなければいけないケースはある？
一部の販売店やローン会社によっては、事務手続きの簡略化や審査条件の都合により「全額ローンのみ対応」とする場合もあります。これは主に自社ローンや提携ローン会社を使う場合に見られる傾向です。
ただし、大手の中古車販売チェーンや銀行系ローンを利用する場合には、頭金の設定も自由にできることがほとんどです。契約前に店舗へ事前確認することが重要です。
頭金とローンを併用するメリット
手元の資金を頭金として使い、残りをローンにする最大のメリットは「金利負担の軽減」です。ローンの借入金額が少なければ、それだけ利息の合計も少なく済みます。
例えば、20万円のローンを年利5%で12回払いした場合の利息はおよそ5,500円程度ですが、これが全額ローン（120万円）であれば、利息は33,000円以上になる可能性もあります。
ローンを利用する際の注意点
ローンには必ず「審査」があります。安定した収入や信用情報が必要になるため、学生や非正規雇用の方は保証人が必要になるケースもあります。
また、ローンを組む際には手数料や保証料が発生することがあるため、トータルの支払い金額をよく確認しましょう。見積書や契約書に記載されている「支払総額」に注目することがポイントです。
実際の購入手続きの流れ
中古車を購入する際は、見積書の提示、支払い方法の相談、ローン申込、審査通過後に契約といった流れになります。頭金として100万円を入金した後、残りの20万円のローンを月々支払うプランを組むことも、交渉次第で柔軟に対応してもらえることが多いです。
また、金融機関のマイカーローンを利用する場合は、事前にネットから仮審査を受けておくとスムーズです。金利も比較的低く、頭金の金額も自由に設定できることがほとんどです。
まとめ：予算に合わせた柔軟な支払い方法を選ぼう
車の購入では、全額一括払いがベストとは限りません。手持ち資金と相談しながら、頭金を多めに支払ってローンを小額に抑えるなど、賢い支払い方法を選ぶことで金利負担を減らし、無理のないカーライフが実現します。
購入店舗が営業していない場合でも、提携ローン会社や銀行のマイカーローンで事前にシミュレーションしておくことで、安心して商談に臨むことができます。
コメント