車を所有するか、それともリースで済ませるか。特に維持費が気になる方にとっては、この選択は非常に重要です。今回は、中古の軽自動車を購入して5年間乗るケースと、カーリースを利用した場合の維持費を比較しながら、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
中古軽自動車の維持費シミュレーション
中古の軽自動車(購入費50万円)を5年間使用した場合の維持費の例を見てみましょう。
項目 | 年間費用 | 月額換算 |
---|---|---|
車両本体 | 100,000円(5年で割る) | 8,333円 |
車検費用 | 50,000円(2年ごと) | 2,083円 |
オイル交換 | 6,000円 | 500円 |
ガソリン代 | 60,000円 | 5,000円 |
修理費 | 30,000円 | 2,500円 |
冬タイヤ | 14,000円(5年換算) | 1,167円 |
税金・保険 | 30,000円 | 2,500円 |
合計 | 290,000円 | 約24,083円 |
ざっくりとした平均ですが、月額24,000円前後が相場と言えるでしょう。これを基準としてカーリースと比較していきます。
カーリースの費用感と内容
カーリースは車の購入ではなく、定額で「借りて使う」契約スタイルです。軽自動車のカーリースの場合、月額料金はおおよそ15,000〜25,000円程度が主流です。
この料金には車検・自賠責保険・税金・整備費用などが含まれていることが多く、「急な出費がなく安心」と感じる方も少なくありません。ただし、契約によっては走行距離制限やカスタマイズ不可などの制約もあります。
実際に比較してみるとどうなるか
月額24,000円前後であれば、カーリースとほぼ同額、またはやや高い程度で済んでいることになります。ただし、中古車は突発的な修理費用や車検時の追加費用が発生しやすい点には注意が必要です。
たとえば、エンジン関連のトラブルや電装系の修理などが数万円単位で発生するケースもあります。その点、カーリースなら故障対応がプランに含まれていることも多いため、費用が読みやすくなります。
「乗る頻度」と「車へのこだわり」で選ぶべき
あまり車に乗らない・走行距離が少ない方には、カーリースはやや割高に感じられるかもしれません。一方で、メンテナンスの手間や不安を減らしたい方にはリースが適している場合もあります。
また、中古車の所有は「自由に改造したい」「気に入った車種を長く乗りたい」などのこだわりがある方には向いていますが、リース車は返却時に原状回復が必要です。
まとめ:維持費だけでなく、生活スタイルも加味して選ぼう
中古の軽自動車を購入して維持する場合と、カーリースを利用する場合では、月々のコストはほぼ同等になる可能性があります。重要なのは、自分がどれだけ車を使うか、突発的な出費に備えられるか、整備の手間をどう考えるかです。
車に対するスタンスやライフスタイルに応じて、総合的に判断するのが賢い選択です。
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