AF27 スーパーDIOをボアアップして71ccにし、PE24キャブやファンネルを装着した場合、ジェット類のセッティングが非常に重要になります。特にメインジェットとスロージェットの選定は、走行性能やエンジンの調子に大きな影響を与えます。この記事では、目安となるジェットの番手とその調整方法について詳しく解説します。
AF27 スーパーDIOのボアアップとキャブレターセッティングの基本
AF27 スーパーDIOの71ccボアアップは、エンジンの性能を大きく向上させる改造ですが、それに伴いキャブレターのセッティングも重要です。PE24キャブは、パワー向上を狙うには十分な性能を持つキャブレターですが、ジェットの選定を誤ると燃調が悪化し、エンジンが不調になる原因となります。
ボアアップやキャブレター交換を行う際には、まずはエンジンの回転数や用途に合わせたセッティングを心掛けることが大切です。これによって、最適な燃焼効率を得ることができ、安定した走行性能が確保できます。
PE24キャブにおけるメインジェットとスロージェットの目安
PE24キャブに71ccボアアップを組み合わせた場合のメインジェットとスロージェットの目安は、一般的に以下のような範囲になります。ただし、個体差や使用するパーツ(マフラー、エアフィルターなど)によって最適な番手は異なるため、調整が必要です。
- メインジェット: 約110〜120番程度
- スロージェット: 約38〜42番程度
これらの番号はあくまで目安ですが、セッティングを進めるうえで最初にこの範囲でスタートし、実際に走行してみて調整することが推奨されます。もしエンジンが濃いガス(黒煙)を出す場合はメインジェットを小さくし、逆に薄いガス(白煙)を出す場合はメインジェットを大きく調整します。
セッティング時にチェックすべきポイント
ジェット類のセッティングを行う際には、以下の点に注意して調整を進めていくことが重要です。
- アイドリングの安定性: アイドリングが不安定であれば、スロージェットやエアスクリューを調整して、安定したアイドリングを維持しましょう。
- 加速時のスムーズさ: 加速時にモタつきやカブリが発生する場合は、メインジェットやニードルの位置を見直してみましょう。
- 全域のパワーバンド: 低速から高速まで、エンジンの回転数に応じたパワーバンドがしっかりと出るように調整します。
また、セッティング後には必ず試乗して、走行中にエンジンの調子を確認し、必要に応じて微調整を行うことが重要です。
ジェットセッティング以外の重要な調整項目
ジェット類のセッティングだけでなく、その他の調整項目も非常に重要です。以下の項目も合わせてチェックすることをお勧めします。
- エアフィルターの選定: 高回転時にエアの流れをスムーズにするために、適切なエアフィルターを選定することが大切です。特にファンネル装着時には、エアフィルターの重要性が増します。
- マフラーの状態: マフラーの仕様によってエンジンのレスポンスが大きく変わるため、性能向上を目指すなら、パフォーマンスマフラーを選ぶことも検討しましょう。
- 点火時期の調整: 点火時期が適切でない場合、エンジン性能が低下したり、燃費が悪化したりすることがあります。点火時期の調整を行うことで、安定した走行性能を実現できます。
まとめ
AF27 スーパーDIOに71ccボアアップとPE24キャブを組み合わせた場合、メインジェットとスロージェットのセッティングは非常に重要です。目安として、メインジェットは110〜120番、スロージェットは38〜42番程度が一般的ですが、実際のセッティングには個体差があるため、試走を重ねながら微調整を行うことが大切です。
また、ジェットのセッティングだけでなく、エアフィルターやマフラー、点火時期の調整も合わせて行うことで、より安定した走行性能を実現することができます。しっかりとしたセッティングで、AF27 スーパーDIOのパフォーマンスを最大限に引き出しましょう。
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