アドレスV125Sをより快適に使いたいと考える方にとって、バックレスト(背もたれ)の取り付けは魅力的なカスタムの一つです。しかし、V125G用のバックレストはSに“ポン付け”できないことから、取り付けを諦めてしまう方も少なくありません。この記事では、アドレスG用バックレストをSに取り付けるための方法と、その具体的な工夫について詳しく解説します。
アドレスV125SとV125Gの違いが取り付けに影響
アドレスV125SとGでは、リアキャリアの形状や取り付けネジ穴の位置が異なります。そのため、G用バックレストをそのままSに装着することは基本的にできません。
ただし、ステーを自作するか、ネジ穴加工を行うことで装着は可能です。正確な採寸と金属加工の知識があれば、DIYでの装着も現実的な選択肢となります。
取り付け方法①:ホームセンターの材料でステーを自作
最も手軽で現実的なのが、ステー(金属プレート)をL字やZ字に曲げて調整し、取付穴を合わせる方法です。必要な道具は以下の通りです。
- ステー(金具)またはアルミフラットバー
- ドリル(穴あけ用)
- 金属用ヤスリ
- ボルト・ナット(M6サイズが一般的)
- スパナまたはラチェット
まず、バックレストの取付穴に合うよう、キャリア側に固定できる位置でステーを曲げて仮止めします。その後、穴位置を確認しながら調整し、最終的に本締めして完成です。ステーの強度と締結の確実さが安全性に直結するため、しっかりと固定してください。
取り付け方法②:ネジ穴加工で対応する
もう一つの方法は、キャリア側またはバックレストステー側のネジ穴を加工する方法です。ただしこちらは慎重な作業と正確な位置決めが必要です。ずれた穴あけや強度不足によって、安全性が損なわれる可能性もあるため、作業に自信がない場合はプロショップに相談することをおすすめします。
鉄工ドリルとポンチを使って正確にマーキングし、穴あけ後はバリ取りと防錆処理も忘れずに行いましょう。
参考になる取付け例の動画
以下のYouTube動画では、実際にアドレスV125のバックレスト取り付けを行っている様子が紹介されています。DIYの手順やステーの形状がわかりやすく、非常に参考になります。
【アドレスV125S バックレスト取り付け例】YouTube動画はこちら
※リンク切れにご注意ください。実際の作業に入る前に内容を必ず確認しましょう。
注意点と安全性の確保
加工取り付けにおいて最も重要なのは、強度と耐久性の確保です。走行中に脱落した場合、後続車や自分自身にとって重大な事故につながる恐れがあります。使用するボルトやステーは錆びにくく、耐荷重性の高いものを選びましょう。
また、定期的に取り付け部の緩みや破損を点検することで、安全性を維持できます。DIYに不安がある方は、バイクショップで取り付けを依頼するのも賢明な判断です。
まとめ|アドレスV125Sへのバックレスト装着は工夫次第で可能
アドレスG用バックレストをV125Sに取り付けることは、ステーの自作やネジ穴加工によって十分可能です。正確な採寸と丁寧な作業が必要となりますが、動画や事例を参考にすればDIY初心者でも対応できます。
安全を第一に、材料や工具をそろえて自分だけの快適仕様を実現してみてください。自作のバックレスト取り付けは、愛車への愛着もさらに深まるカスタムとなるでしょう。
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