黒い新車は高級感がある一方で、水シミやキズが目立ちやすい色でもあります。とくに青空駐車では汚れや紫外線の影響を受けやすく、丁寧な洗車と保護が必要です。本記事では、忙しい方でも実践しやすい洗車・下地処理・簡易コーティングの方法を解説し、納車直後から愛車を綺麗に保ち続けるポイントを紹介します。
納車後にまずやるべきこと
納車後すぐにやっておきたいのがボディ保護です。特に青空駐車の場合、鳥のフンや花粉、黄砂が塗装にダメージを与えるため、納車1週間以内にコーティングを実施するのがおすすめです。
市販の簡易コーティング(例:CCウォーターゴールド)は手軽に施工できるので、まずはそれで保護し、後日ディーラーや専門店での本格的なガラスコーティングを検討しても良いでしょう。
月2回の洗車は正解?頻度と注意点
月2回の洗車は適切な頻度です。重要なのは「汚れが蓄積しないうちに洗う」こと。特に黒い車は水アカや雨染みが目立ちやすいため、洗車のタイミングを守ることが大切です。
洗車時は曇りの日または夕方を選び、日差しで水分が乾いてシミにならないよう注意しましょう。
中性シャンプー洗車のすすめ
洗車場では中性シャンプーを使い、高圧洗浄→シャンプー洗車→すすぎ→拭き取りの順で進めましょう。バケツ2個(泡用と濯ぎ用)を使う“2バケツ洗車”がおすすめです。
スポンジは塗装面用と下回り用で分けると、キズ防止になります。
下地処理は必要?鉄粉・スケール・油分除去の基礎知識
月1回〜2ヶ月に1回の頻度で鉄粉やスケール除去(いわゆる“下地処理”)をすると、コーティングの効果が高まります。
- 鉄粉除去:粘土クリーナーや鉄粉除去スプレーを使用(例:シュアラスターのスプレータイプ)
- スケール除去:酸性クリーナーを使用(ウォータースポットの原因除去に効果的)
- 油分除去:脱脂剤(例:シリコンオフ)を軽く拭き取るだけでOK
簡易コーティング前は脱脂まで行えばより密着度が高まります。
アルカリ洗剤・酸性洗剤はいつ使う?
アルカリ・酸性洗剤は強力なので使用頻度に注意が必要です。以下のように使い分けましょう。
- アルカリ性:油分や虫汚れを落とす(例:プレウォッシュクリーナー)
- 酸性:スケール(水ジミ)除去に使用(例:ホイールやボディのミネラル除去)
どちらも使いすぎるとコーティングを剥がすリスクがあるため、月1回以内にとどめ、必ず水でしっかり流しましょう。
おすすめの洗車ルーティン
忙しい人でも実践しやすい月2回の洗車ルーティンの例を紹介します。
- 月2回:中性シャンプー洗車 → 拭き取り → CCウォーターゴールド
- 月1回:鉄粉チェック&除去、スケール除去(必要に応じて)
- 3ヶ月に1回:全体脱脂 → コーティング再施工
洗車後の拭き取りには吸水性の高いマイクロファイバータオルを複数枚使うのがおすすめです。
まとめ:無理なく続けられる洗車で美しさをキープ
新車を綺麗に保つには「定期的な洗車」と「適切な下地処理」が鍵です。簡易コーティングでも定期的に行えば十分な艶と防汚性を維持できます。無理のない範囲で習慣化することが、長く美しい車を保つ秘訣です。
青空駐車でも正しい手入れを続けることで、黒いボディの美しさをいつまでも維持できます。
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