AF68型のホンダ・Dioに乗っていると、夜間の走行で純正ヘッドライトの暗さに不安を感じる方も少なくありません。特に純正のハロゲンバルブは黄色味が強く、雨天時や街灯の少ない場所では視認性に欠けることがあります。そこで注目されるのがLEDヘッドライトへの交換です。本記事では、AF68にLEDヘッドライトを取り付けた場合の明るさの変化や、注意点、取り付け手順について詳しく解説します。
AF68の純正ライトはハロゲンバルブ
AF68に標準装備されているヘッドライトは12V 35/35Wのハロゲンタイプで、発光色はオレンジがかった暖色系です。これは長年使われてきた方式でコストも低いのですが、現代のLEDライトと比べると明るさ・配光性能ともに劣ります。
実際、夜道での遠方視認性や、他車からの被視認性を考えると、安全面で不安が残るという声も多く聞かれます。
LEDに交換すると明るさは大きく変わる
AF68に適合するLEDバルブ(例えばHS1またはH4互換のもの)に交換すると、明るさは2倍〜3倍程度に向上するケースがほとんどです。特に白色LEDは照射距離が長く、路面の凹凸や障害物がよりはっきりと確認できます。
例として、PIAAやスフィアライトなどのメーカー品を取り付けたユーザーからは「街灯のない農道でも安心して走れるようになった」「対向車にも気づいてもらいやすくなった」との評価があります。
マルイの電動ガン用シリコングリスでの代用は可能?
グリスの話に戻すと、LEDバルブ交換時に必要なグリス(コネクタや防水ゴム部への使用)は耐熱性や電気絶縁性が重要です。マルイのシリコングリスは基本的には電動ガン用で、高温に耐える仕様ではありません。そのため、LEDの発熱や走行時の高温環境には適さない場合があります。
代用は避け、バイク専用のシリコングリス(例:デイトナやKURE製)を選ぶのが安全です。特にゴムや樹脂を劣化させない非石油系の製品を推奨します。
LEDバルブを選ぶときのポイント
LEDバルブの購入時には以下の点を確認しましょう。
- AF68に適合する口金タイプ(HS1またはH4)
- 消費電力とレギュレーターへの負荷
- 放熱性能(ヒートシンクやファン付き)
- 車検対応・光軸調整が可能なタイプ
一部の格安バルブでは配光が不適切で、対向車を幻惑する原因になることもあります。信頼できるブランドを選ぶことが大切です。
取り付けは簡単?交換作業の流れ
AF68のヘッドライト交換はフロントカウルを外す必要がありますが、基本的な整備知識があればDIYでも可能です。流れとしては。
- バッテリーを外す(安全対策)
- フロントカウルのビスを外す
- 既存のバルブを取り外し、LEDバルブと交換
- カウルを戻して点灯チェック
注意点としては、防水処理とコネクタ接触不良の防止処理を丁寧に行うことです。
まとめ:LED化は明るさ・安全性ともに大きな効果あり
AF68の純正ハロゲンバルブをLEDに交換することで、明るさは大きく向上し、夜間走行の安全性も高まります。ただし、LEDの品質や発熱対策には十分注意が必要です。
また、グリスなどの副資材にはバイク専用品を使うことで、長期的な信頼性を確保できます。初めてのカスタムにもおすすめの一手として、ぜひ検討してみてください。
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