ランクル70(HZJ76V)のレインガーター補修方法と劣化対策:DIYか板金修理か?

車検、メンテナンス

ランクル70シリーズ(HZJ76V)を長く大切に乗り続けるためには、外装パーツの劣化にも注意が必要です。特にレインガーター(雨どい部)のひび割れは、放置すると錆や雨漏りの原因になります。この記事では、レインガーターの役割や補修の選択肢について詳しく解説します。

レインガーター(雨どい)の役割とは

レインガーターはルーフの両端に取り付けられた、雨水を車体の側面に流すための溝状の構造で、特にランクル70のようなオフロード志向の車ではルーフラックの取り付けベースにもなる重要な部分です。

この部位は外気に常にさらされるため、紫外線・風雨・熱の影響で劣化しやすく、年数が経つとひび割れが起こることも珍しくありません。

ひび割れの原因と放置リスク

レインガーターのひび割れの主な原因は、経年劣化による塗装の収縮や防錆コーキングの硬化です。そこから雨水が浸入すると、内部の鋼板が錆び、結果的に腐食や雨漏り、さらにはルーフごとの補修が必要になるケースもあります。

特にランクル70のような角ばったボディデザインでは、水の通り道がはっきりしているため、この部分のメンテナンスが非常に重要です。

補修方法は大きく分けて2つ

  • ① DIYでの簡易補修
    補修用コーキング剤や塗料を使用し、自分で処置する方法。軽度のひび割れであればこの方法で対応可能ですが、見た目や耐久性はプロに劣ります。
  • ② 板金塗装業者への依頼
    ひび割れが広範囲に及ぶ場合や、サビが進行している場合は、プロの板金塗装業者での補修が推奨されます。費用はかかりますが、仕上がりの美しさと耐久性に安心感があります。

DIY補修に必要な道具と手順

必要な道具:紙やすり(400番~800番)、シリコンオフ、マスキングテープ、防錆コーキング、タッチアップ塗料、ヘラ

手順
① ヒビ周辺の汚れを除去し、紙やすりで軽く研磨
② シリコンオフで脱脂し、マスキング処理
③ コーキング剤を充填し、ヘラで均す
④ 乾燥後、タッチアップペイントで塗装
この方法はあくまで応急処置であり、長期間の耐久性は期待できません。

業者補修の費用と相場

板金塗装業者に依頼した場合、レインガーターの両側でおおよそ3~8万円前後が目安となります(施工範囲・地域・業者により異なる)。

再塗装+防錆処理まで一貫して行うことができるため、特に年式の古い車体や今後も長く乗る予定の車両にはおすすめです。

補修前にチェックすべきポイント

  • レインガーター以外に錆が広がっていないか
  • 雨漏りなどの症状が発生していないか
  • 補修後の再発防止処理(クリア塗装、防錆塗布など)をするか

このような点を事前にチェックしておくことで、不要な再補修や費用の増加を防ぐことができます。

まとめ:ランクル70の美観と機能性を守るには早めの補修を

レインガーターのひび割れは、放っておくと見た目だけでなく、車体全体の劣化に繋がる重要なサインです。小さなヒビでも早期対応を心がけることが、愛車の寿命を大きく伸ばすポイントです。

DIYで対処できるケースもありますが、仕上がりや安全性を重視するなら、信頼できる板金業者への相談をおすすめします。

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