マジェスティCの外装塗装を効率よくリフレッシュする方法|旧塗装の剥がし方と色乗りのコツ

カスタマイズ

マジェスティCなどのスクーターの外装をカスタム塗装する場合、元の色をどこまで落とすかは仕上がりを大きく左右します。特に暗い紫から202ブラックのようなソリッドな黒に仕上げたい場合、色乗りやムラの問題を回避するために正しい工程が重要です。この記事では、短時間で効率よく塗装をリフレッシュする手順を紹介します。

外装の色を落とすべき理由

元の塗装色が濃い紫系の場合、新たに黒(202ブラック)を塗るときに色ムラが出やすくなります。特に紫は赤系の顔料を多く含むため、下地として残っていると黒がにごることもあります。

そのため、完全に旧塗装を落とさない場合でも、「足付け」と「サフェーサー処理」は必須です。しっかり下地を整えれば塗装は乗りますが、場合によっては剥離処理が効果的です。

時短で使える塗装剥がしの方法

以下は時短で塗装を剥がす代表的な方法です。

  • ラッカーシンナー+ウエス拭き取り:旧塗装がラッカー系なら効果大。塗料が浮いてくるのを待って拭き取ります。
  • 塗装剥離剤の使用:市販の「ペイントリムーバー」は1〜2回塗布で広範囲に対応できます。ただし、プラスチック外装に使う際は材質適合を必ず確認しましょう。
  • 電動サンダーでの研磨:「オービタルサンダー」+400〜600番のペーパーで均一に表面処理が可能。広い面の足付けに最適です。

剥離剤はプラスチックパーツにダメージを与えるリスクがあるため、サフェーサー前提の研磨仕上げを基本と考えた方が安心です。

色乗りをよくするための下地処理

元色を完全に落とさなくても、塗装の定着を高めるための処理が重要です。以下の手順で進めましょう。

  • 耐水ペーパーで足付け:600〜800番のペーパーで表面に細かい傷をつけ、塗料の喰いつきを良くします。
  • プラサフ(プラスチック用サフェーサー)を吹く:元色の影響を抑えつつ、表面を均一化。明るいグレーを使えば黒の発色も良くなります。
  • 脱脂の徹底:塗装前にシリコンオフなどで脱脂処理をしておくことで、ムラやはじきを防げます。

下地がしっかりしていれば、元の紫が完全に落ちていなくても美しく202ブラックを塗ることができます。

使用する塗料とコスト面の考慮

マジェスティCの塗装では、2液ウレタン塗料の使用がおすすめです。ラッカー系よりも耐久性・艶・密着性に優れており、長持ちします。202ブラックは特に光沢や映り込みが目立つ色なので、クリアコートも含めた仕上げが重要です。

DIYで塗装する場合のコスト目安は以下の通り。

項目 費用(目安)
塗料・プラサフ一式 約5,000〜10,000円
電動サンダー 約6,000円〜
マスキング・消耗品 約2,000円

施工場所が確保できるなら、ショップ依頼に比べてかなりのコストダウンが可能です。

まとめ:紫から202ブラックへの塗装は下地処理がカギ

マジェスティCの外装塗装において、紫を完全に剥がす必要はありませんが、塗装の密着性と仕上がりを重視するなら下地処理は必須です。

短時間で効果的な方法としては、「足付け研磨」+「プラサフ塗布」がもっとも現実的で失敗の少ないアプローチです。DIYでの挑戦も十分可能ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

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