Z250FT、通称「25ザリ」は、カスタムベース車両としても根強い人気を誇ります。中でも人気が高いカスタムのひとつが、Z400FX風のテールカウル取り付けです。しかし、単純なポン付けでは済まず、ある程度の加工が必要です。本記事では、FXテールカウルをZ250FTに取り付ける際の注意点や、具体的な加工方法について詳しく解説します。
FXテールカウルとは?|スタイルと人気の理由
FX(Z400FX)の純正テールカウルは、直線的かつクラシカルなリアラインが特徴で、旧車會スタイルやネオクラ系カスタムで特に人気があります。FRP製のリプロ品も豊富に流通しており、カスタム初心者でも手に入れやすいのも魅力です。
Z250FTとはシートレールの形状が異なるため、取り付けにはフィッティング調整が欠かせません。
Z250FTとFXのフレーム差異を理解する
Z250FTのシートレールはFXに比べて細く、また角度や全長も異なるため、FX用テールカウルをそのまま装着すると前後のバランスが合わない、もしくは取り付け穴の位置が合わない場合があります。
そのため、テールカウル側、もしくはZ250FT側のシートレールに調整加工を施す必要があります。
加工の手順|基本ステップと注意点
①テールカウルの仮当て:FXカウルをZ250FTのリアフレームに仮置きし、干渉部分や穴位置を確認します。
②ステー自作・調整:純正の取付穴が合わない場合は、アルミステーや鉄ステーを使って取り付け位置を延長・調整します。FRP製の場合、裏からアルミプレートを貼り補強するのもおすすめです。
③ボルト位置の開け直し:必要に応じてFXカウル側に新たに穴を開け、Z250FTのボルト位置に合うよう調整します。
④仕上げと固定:実際に取り付けた状態で水平・見た目バランスを確認し、しっかりと固定します。
実例紹介|ユーザーのカスタム事例とアドバイス
あるユーザーは「FRP製FXカウルを使用し、ステーと穴位置の調整だけで取り付け可能だった」と報告。また別のユーザーは「シートレールを一部切断・溶接加工し、理想的なシルエットを出した」との声も。
加工内容はカスタムの自由度に応じて異なりますが、簡易的に済ませたい場合はFRP製の柔軟性を活かして対応するのがポイントです。
FRPカウル選びのコツと注意点
- 強度: 安価なものは強度不足の可能性があるため、補強前提で選ぶ。
- 塗装の質: カスタムペイントを施すなら未塗装のものが最適。
- 厚み: 加工しやすいが、割れやすさとのバランスが大事。
信頼できるショップやフリマサイトでの購入をおすすめします。レビューなども参考にすると失敗が減らせます。
まとめ|25ザリ×FXカウルの融合は可能!
Z250FT(25ザリ)にFXテールカウルを取り付けることは可能ですが、基本的には加工前提で考える必要があります。カスタムの自由度や見た目へのこだわりに応じて、ステーの調整や穴開け、補強などを施すことで、理想のリアビューを実現できます。
旧車カスタムの醍醐味を楽しみながら、安全と強度も意識して取り付けを行いましょう。
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