ホンダのカブに88ccボアアップを施すと、エンジンのパフォーマンスが大きく向上しますが、さらに速さを求めるのであれば、CDI(キャパシタンス・ディスチャージ・イグニッション)ユニットの交換が有効です。本記事では、カブのパフォーマンスを向上させるためにCDIを交換する方法や、おすすめのCDIユニットについて詳しく解説します。
CDIの役割とカブへの影響
CDIは、エンジンの点火タイミングを制御する重要なパーツで、ボアアップやチューンナップを施したエンジンにおいて、特に重要な役割を果たします。88ccにボアアップしたカブの場合、元のCDIユニットでは最適な点火タイミングを得ることができない場合があるため、交換によってエンジン性能を最大限に引き出すことができます。
具体的には、CDIユニットはエンジンの回転数に応じて点火時期を調整し、適切なタイミングで火花を飛ばすことにより、燃焼効率を改善します。カブにボアアップを施した際には、CDIを交換することで、エンジンのレスポンスを向上させ、加速力や最高速度を引き上げることができます。
カブのパフォーマンスを向上させるCDIの選び方
カブのパフォーマンスを向上させるためにCDIを選ぶ際、以下のポイントを考慮することが重要です。
- 回転数の制限解除: 一部のカスタムCDIユニットでは、エンジン回転数の上限が引き上げられ、高回転域でのパフォーマンス向上が期待できます。
- 点火時期の調整: 高回転時に最適な点火時期を設定するCDIが望ましいです。これにより、エンジンの燃焼効率が改善され、スムーズな加速が可能になります。
- 耐久性: 高温や振動に耐える耐久性が求められます。特に、ツーリングや長時間の走行をする場合、耐久性が高いCDIユニットを選ぶことが重要です。
おすすめのCDIユニット
カブ88ccボアアップ後におすすめのCDIユニットにはいくつかの選択肢があります。ここでは、特に人気のあるモデルを紹介します。
1. 田中商会 スーパーカスタムCDI
田中商会のスーパーカスタムCDIは、カブのボアアップに最適なCDIとして多くの愛好者に支持されています。回転数上限の引き上げや、最適な点火タイミングの設定が可能で、加速力の向上を実感できると評判です。
2. GYTレーシングCDI
GYTレーシングのCDIは、競技用として設計されており、非常に高回転域まで対応可能です。ボアアップ後のパワーアップに貢献し、特に最高速を追求するライダーにおすすめです。
3. モンキー系CDI(汎用タイプ)
モンキー用のCDIユニットは、カブ88ccボアアップ後にも使用可能で、コストパフォーマンスが非常に高いモデルです。アクセルレスポンスや燃焼効率が改善され、街乗りや日常使いに最適です。
CDI交換時の注意点
CDIユニットの交換は、バイクのパフォーマンスを向上させる効果的な方法ですが、交換時にはいくつかの注意点があります。
- 適切な電圧とプラグの選定: CDIユニット交換後、プラグやプラグコードの変更が必要な場合があります。適切な電圧と性能に合ったプラグを選ぶことが重要です。
- 設置位置: CDIユニットはエンジン周辺の熱や振動にさらされるため、耐熱性が高く、安定した位置に取り付けることが求められます。
- バランスの取れたチューン: CDIを交換するだけでは、ボアアップしたエンジン全体のパフォーマンスを最大化することは難しいです。吸気系や排気系のチューンも合わせて行うと、さらに効果的です。
まとめ
カブ88ccボアアップ後のパフォーマンス向上を目指すなら、CDIユニットの交換は非常に効果的な手段です。適切なCDIユニットを選ぶことで、加速力や最高速を向上させることができます。特に、田中商会スーパーカスタムCDIやGYTレーシングCDIなどが、高回転域での性能向上におすすめです。ただし、CDIの交換は他のカスタムパーツとのバランスを考えて行い、全体的なチューンナップを意識することが大切です。
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