SR400のキックスタートの固さについて
SR400はキックスタートが特徴のバイクで、エンジンをかける際に特有の「固くなる」感覚があることがあります。この固くなるポイントを無理に押し込んでエンジンをかけることは、良くないとされています。ここでは、その理由と正しいキックスタートの方法について解説します。
無理に押し込むのが良くない理由
SR400のエンジンは単気筒であるため、ピストンの動きがダイレクトに伝わります。固くなるポイントは圧縮上死点に近い位置であり、この状態で無理にキックを押し込むと、エンジン内部に過剰な負荷がかかることがあります。具体的には、ピストンやクランクシャフト、エンジンベアリングなどにダメージを与える可能性があり、長期的に見るとエンジンの寿命を縮める原因となることがあります。
正しいキックスタートの方法
SR400のエンジンを正しく始動するためには、キックスタートの手順を守ることが重要です。正しい手順は以下の通りです。
- デコンプレバーを使う:最初にデコンプレバーを使い、ピストンを圧縮上死点から下ろします。これにより、キックがスムーズになります。
- キックペダルを踏み込む前に「踏み出し位置」を確認:キックペダルをゆっくり下げて、固くなるポイントを探します。そこからデコンプレバーを引き、軽くペダルを下げて準備を整えます。
- しっかり踏み込む:ピストンが正しい位置にきたら、ペダルを一気に踏み込んでエンジンを始動します。
正しい方法を守るメリット
正しいキックスタートの方法を守ることで、エンジンにかかる負荷を最小限に抑え、長期的な耐久性を確保できます。また、エンジン始動がスムーズになるため、無理なく快適にバイクを運転することができます。SR400のキックスタートは、正しい方法を身に付けることで、より楽しめる要素の一つとなります。
まとめ
SR400のキックスタートで固くなるポイントを無理に押し込むのは、エンジンに悪影響を与える可能性があります。正しいキックスタートの方法を習得し、安全で効率的にエンジンをかけるよう心がけましょう。これにより、SR400の性能を長く維持することができます。
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