ホンダ・ジェイド250のタンククッションマウントの入手方法と流用可能なパーツの探し方

カスタマイズ

ホンダ・ジェイド250(MC23)の整備やレストアを進める中で、意外と困るのが細かなパーツ類の入手です。とくにタンク裏の「クッションマウント」は経年劣化しやすいにもかかわらず、純正パーツの供給が終了しているケースもあり、同様の悩みを抱えている方は多いようです。本記事では、ジェイド250のタンククッションマウントの入手方法や、他車種からの流用事例について解説します。

ジェイド250のタンク裏クッションマウントとは?

タンククッションマウントは、ガソリンタンクと車体の間に挟まれるゴム製の緩衝材で、タンクのガタつきや振動、フレームへの直接接触を防ぐ役割を果たします。経年劣化により硬化・ひび割れが生じ、最悪の場合、タンクが固定不安定になる原因にもなります。

ジェイド250の場合、車体設計が古いため、ゴム部品はとくに劣化しやすく、交換が必要となるタイミングで部品探しに苦労することも少なくありません。

純正パーツ番号と販売状況の確認

ホンダ純正部品のクッションマウントは、パーツリストに記載された部品番号から検索するのが基本です。ジェイド250のタンク裏に装着されている部品には以下のような品番が使われていたことがあります。

  • 17511-KT8-000(タンクフロントマウントラバー)
  • 17512-KT8-000(タンクリヤマウントラバー)

ただし、これらの部品は廃盤になっていることも多く、Webikeバイクブロス、またはヤフオク・メルカリなどのフリマサイトで「デッドストック」や中古パーツとして出品されていることもあります。

流用できる他車種のクッションマウント

ホンダの250ccクラスで同年代に製造された車種のパーツは、形状や取り付け部が似ていることが多く、以下のような車種からの流用実績があります。

  • ホーネット250
  • CBR250RR(MC22)
  • VT250スパーダ

特にホーネットやCBR250RRのタンク裏ゴムは、形状が近く加工なしで流用できるという報告もあります。流用を検討する際は、取り付けピッチや厚みなどを事前に実測しておくと安心です。

社外品や汎用品での代用方法

「純正がない」「流用が不安」という場合は、ホームセンターや整備ショップで購入できる汎用ゴムクッション材で代用する方法もあります。以下のような部材が使えます。

  • エプトシーラー(柔軟な両面テープ状の防振材)
  • スポンジゴムシート(適当な厚みにカットして両面テープで固定)
  • バイク用ウレタンブロック

ただし、安全性の観点から「きちんと接地する」「走行中にずれない」ように固定する必要があります。

交換作業のポイントと注意点

タンクを外す際は必ず燃料コックをオフにし、ホースからの燃料漏れに注意してください。また、交換後はマウントゴムがしっかり接触しているかを確認し、走行時に異音や振動がないか点検することも忘れずに行いましょう。

クッションがしっかりしているとタンクの固定が安定し、長時間のライディングでも快適さが増します。些細な部品でもライディングに直結する重要な役割を果たすことを忘れてはいけません。

まとめ:地道な部品探しと工夫で快適なメンテナンスを

ジェイド250のような旧車を維持していくには、パーツの情報収集力と柔軟な発想が重要です。純正部品が手に入らない場合でも、他車種流用や汎用品で十分対応できるケースも多く、丁寧な対応が車両の寿命を延ばします。

まずはパーツ番号での検索から始め、必要に応じて他車種の情報やDIYによる工夫も取り入れてみてください。小さな工夫が、バイクライフの質を大きく向上させてくれるはずです。

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