近年、バイク用ヘルメットにはスピーカーやインカムの装着を前提とした設計が増えており、音楽や通話、ナビ音声を快適に楽しみたいライダーのニーズに応えています。AGVヘルメットもその流れの中で注目を集めており、本記事ではAGV製品にスピーカーが標準搭載されているか、またはどのような対応策があるのかを詳しく解説します。
AGVヘルメットの特徴と音響装備の基本
AGVはイタリアの老舗ヘルメットブランドで、MotoGPでも使用される高性能なモデルを多く展開しています。安全性やエアロダイナミクスに優れた設計が特徴で、バイクファンからの信頼も厚いメーカーです。
しかし、AGVのほとんどのヘルメットにはスピーカー(インカム)自体は標準搭載されていません。代わりに、Bluetoothインカムの取り付けを想定した「スピーカーホール(イヤースペース)」やケーブル通し穴が設けられているモデルが多数あります。
スピーカー取付に対応した主なAGVヘルメット
以下は、インカム装着に対応した代表的なAGVのモデルです。
- AGV K6:軽量で快適性に優れ、内部にスピーカーを設置しやすい設計。
- AGV K1 S:エントリーモデルながらインカム用のイヤースペースを確保。
- AGV Sportmodular:カーボン製のハイエンドモデルで、音響機器にも対応可能。
これらのモデルでは、SENAやB+COMなど市販のBluetoothインカム製品を取り付けることで、スピーカー機能を簡単に追加できます。
AGV純正のスピーカー付きモデルはある?
現在、AGVが公式にスピーカーを内蔵したモデル(標準搭載)を販売している事例は確認されていません。ただし、限定モデルや他ブランドとのコラボによる特別仕様の可能性は今後もゼロではありません。
そのため、スピーカーを標準で求める場合は他ブランド(例:SENAやSHOEI × SENAのコラボ製品)を検討するか、AGVヘルメットに外部機器を装着する方法が現実的です。
おすすめの後付けスピーカー・インカム
AGVヘルメットにフィットする後付けスピーカー・インカムとして、以下の製品が人気です。
製品名 | メーカー | 特徴 |
---|---|---|
SENA 50S | SENA | 音質・接続安定性ともに業界トップクラス |
B+COM SB6XR | ビーコム | 日本市場向けに最適化され、AGVにも適合しやすい |
LEXIN B4FM | LEXIN | コストパフォーマンス重視の選択肢 |
装着にはヘルメット内部の形状を確認し、スピーカーホールの有無をチェックしましょう。ほとんどのAGVヘルメットはマジックテープやクリップを使って簡単に装着可能です。
まとめ:AGVで音楽や通話を楽しむために
AGVヘルメットにはスピーカーは標準搭載されていないものの、インカム装着に配慮された設計となっており、Bluetoothインカムを後付けすることで高機能化が可能です。音楽や通話を楽しみたい方は、SENAやB+COMなど信頼できるインカム製品を活用しましょう。
AGVの安全性やデザインを損なうことなく快適なライディング体験を実現できるため、後付けの選択肢は非常に現実的です。
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