FHI製サンバー(TV/TT型)のヒューズ電源と14Pオーディオカプラー配線の関係を解説

カスタマイズ

FHI(富士重工)製サンバーTV/TT系で、ナビやラジオを交換・追加する際に悩みやすいのが、ヒューズボックスの「ナビ」と「ラジオ/シガライタ」の電源がどこへ供給されているかという点です。

特にナビ装着車と非装着車では、同じ14Pカプラーでも電源の取り回しが異なる場合があり、配線作業では事前確認が重要になります。この記事では、サンバーTV/TT型のオーディオ周辺配線やヒューズから各カプラーへ電源が流れる仕組みについて詳しく解説します。

FHI製サンバーTV/TT型のオーディオ電源構成

FHI製サンバー(TV系・TT系)は、年式やグレードによって純正ラジオやナビの装備内容が異なります。そのため、ヒューズボックス内に「ナビ」と「ラジオ/シガライタ」という別系統のヒューズが用意されています。

基本的には、ナビ装着車ではナビ専用電源系統が使用され、ラジオ装着車ではラジオやシガーライターなどのアクセサリー系統から電源が供給される構成になっています。

ただし、車両製造時の配線仕様やグレードによって途中の配線処理が異なるため、ヒューズ名称だけで全ての配線先を判断することはできません。

「ナビ」ヒューズの主な役割

ヒューズボックスにある「ナビ」系統は、純正ナビ装着車で使用される専用電源ラインです。

一般的にはナビ本体へ常時電源やアクセサリー電源を供給するための回路となっており、DIN裏側にある純正14Pオーディオカプラーへ接続されている場合があります。

例えば純正ナビ装着車から社外オーディオへ交換する場合、このナビ用電源ラインが生きているか確認することで、電源取り出しが簡単になるケースがあります。

「ラジオ/シガライタ」ヒューズの配線先

「ラジオ/シガライタ」ヒューズは、名前の通り純正ラジオやシガーライターなどのアクセサリー系統を保護しています。

ナビ非装着車では、こちらの系統がDIN裏側の14Pカプラーへ入り、ラジオ本体へ電源を供給していることが多いです。

また、シガーライター電源と共通になっている車両では、シガーソケット側にも同じアクセサリー電源が分岐している場合があります。

ナビ装備車と非装備車での違い

サンバーTV/TT型では、以下のような違いになることがあります。

車両状態 主な電源系統
純正ナビ装着車 ナビ用ヒューズからナビ関連カプラーへ供給
ラジオ装着車 ラジオ/シガライタ系統から14Pカプラーへ供給

そのため、質問にあるような「ナビ装備車はナビヒューズから14Pへ、非装備車はラジオ/シガライタから14Pへ」という考え方は、基本的な理解としては近いものになります。

ただし、実際の配線では車両側ハーネスやオプション装備による違いがあるため、最終的にはテスターなどで確認することが確実です。

14Pオーディオカプラーで確認するべき配線

サンバーの純正オーディオ14Pカプラーでは、主に以下のような信号が含まれています。

  • 常時電源(バッテリー電源)
  • アクセサリー電源(ACC)
  • イルミネーション電源
  • アース
  • スピーカー配線

社外ナビやディスプレイオーディオを取り付ける場合は、単純にカプラー形状を合わせるだけではなく、各配線の役割を確認する必要があります。

例えば中古車で純正ナビが取り外されている車両では、カプラーが残っていても必要な電源線が接続されていない場合もあるため注意が必要です。

配線作業を行う場合の注意点

ヒューズ名称は車両整備時の目安になるものであり、必ずしも装備名と完全に一致するとは限りません。

特にサンバーは商用車として長期間販売され、年式やグレードによる仕様変更が多いため、同じTV/TT型でも配線が異なるケースがあります。

電源を取り出す場合は、検電テスターやマルチメーターで常時電源・ACC電源を確認してから作業すると、ヒューズ切れや電装トラブルを防ぐことができます。

まとめ|サンバーTV/TT型のナビ・ラジオ電源は仕様確認が重要

FHI製サンバーTV/TT型では、「ナビ」ヒューズと「ラジオ/シガライタ」ヒューズが別系統として存在し、装備内容によって使用される電源ラインが変わります。

ナビ装着車ではナビ系統、非装着車ではラジオ/シガライタ系統が14Pオーディオカプラーへ接続される構成が一般的ですが、年式やグレードによる違いがあります。

オーディオ交換や電源取り出しを行う場合は、配線図だけで判断せず、実車のカプラー確認と電圧測定を組み合わせることで安全に作業できます。

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