カーオーディオにこだわると避けて通れないのがアンプとサブウーハーの接続問題。特にアンプ内蔵型のサブウーハーと外部アンプを同時に使用する場合、「どう接続すればよいのか」「順番は?」「相性の問題はないのか」など疑問が多いものです。この記事では、初心者でもわかりやすく、カロッツェリア製のTS-WX130DAとGM-D2400を例に解説していきます。
アンプ内蔵型サブウーハーと外部アンプの違い
アンプ内蔵型サブウーハー(例:TS-WX130DA)は、信号入力さえあれば自己完結で低音を鳴らせるのが特徴。一方、外部アンプ(例:GM-D2400)はスピーカーなどへの信号増幅を担うため、ナビやオーディオ本体からの信号をスピーカーに届ける役割を果たします。
この2つを同時に接続する場合は、「信号の取り方」や「接続順序」が重要になります。
RCA端子がない場合の接続方法
ナビにRCA出力がない場合、スピーカー配線から信号を分岐する必要があります。カロッツェリアのTS-WX130DAにはこのためのスピーカー分岐ハーネスが付属しており、スピーカー配線に割り込ませる形で接続可能です。
GM-D2400も同様にスピーカーライン入力(ハイレベルインプット)を備えているため、RCA端子がなくても取り付けは可能です。ただし、両者を同時に取り付けるには工夫が必要です。
正しい接続順序はどうするべきか
基本的には以下の順序での接続がおすすめです。
- ①カーナビのスピーカー出力からGM-D2400へ入力
- ②GM-D2400からフロントスピーカー等に出力
- ③TS-WX130DAのスピーカー入力は、GM-D2400の入力手前(ナビからの信号)を分岐する
理由は、TS-WX130DAはすでに内部にアンプを持っているため、外部アンプを通過した「増幅済みの信号」を再び受け取ると、音が歪んだり入力過多になるリスクがあるためです。
外部アンプ経由でサブウーハーに接続した場合のリスク
アンプ内蔵型ウーハーに外部アンプを経由して信号を送ると、増幅された信号がさらに増幅されることで音質劣化や内部回路の破損を引き起こす可能性があります。最悪の場合、機器が故障してしまう恐れもあります。
また、アンプは音質改善のために入れるべき機器であり、「アンプ→アンプ」という構成は基本的に避けるのが正解です。
素人でもできる安全な配線の工夫
初心者でも安全に取り付けるためには、分岐配線にヒューズを挟む・確実なアース処理を行う・必要があればプロに相談するなどの対応が重要です。
特に電源ラインの取り回しに注意が必要で、エンジンルームから車内に引き込む際には、専用のグロメットを使用して防水・防振処理を行いましょう。
まとめ:アンプの接続順序を守ってクリアな重低音を楽しもう
アンプ内蔵型サブウーハーと外部アンプは、それぞれ役割が異なるため、接続順序と信号の種類に注意すれば同時使用も可能です。TS-WX130DAを使用する場合は、カーナビから直接信号を取り、外部アンプを通さないようにするのがベストな方法です。安全性と音質の両立を意識して、カーオーディオライフを楽しんでください。
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