不要なタイヤの正しい処分方法と費用相場:自治体で回収されない理由と代替手段を解説

車検、メンテナンス

自分でタイヤを交換した際、不要になったタイヤの処分に困ることがあります。多くの自治体ではタイヤを一般ごみや粗大ごみとして回収しておらず、適切な処分方法を知ることが重要です。本記事では、タイヤが自治体で回収されない理由と、代替の処分方法について詳しく解説します。

タイヤが自治体で回収されない理由

タイヤは「適正処理困難物」として指定されており、ゴムやワイヤーなどの素材が組み合わさっているため、一般的なごみ処理施設では処理が難しいとされています。そのため、多くの自治体ではタイヤの回収を行っていません。

例えば、東京都や大阪府などの大都市圏では、タイヤの回収を行っておらず、専門の業者に依頼するよう案内しています。

カー用品店での処分

オートバックスやイエローハットなどのカー用品店では、不要なタイヤの処分を有料で受け付けています。処分費用は店舗やタイヤのサイズによって異なりますが、一般的には以下の通りです。

店舗名 処分費用(1本あたり)
オートバックス 330円~550円
イエローハット 330円~440円
タイヤ館 275円~

店舗によっては、ホイール付きタイヤの処分も受け付けていますが、追加料金が発生する場合があります。事前に最寄りの店舗に問い合わせて確認することをおすすめします。

ガソリンスタンドでの処分

一部のガソリンスタンドでも、タイヤの処分を受け付けている場合があります。例えば、ENEOSやコスモ石油では、以下のような費用でタイヤの処分を行っています。

ガソリンスタンド名 処分費用(1本あたり)
ENEOS 330円(ホイール付きは550円)
コスモ石油 440円~550円(サイズによる)

ただし、すべての店舗で対応しているわけではないため、事前に電話などで確認することが重要です。

不用品回収業者への依頼

自宅まで取りに来てくれる不用品回収業者に依頼する方法もあります。費用は業者や地域によって異なりますが、タイヤ4本で8,000円程度が相場とされています。

不用品回収業者を利用するメリットは、他の不用品と一緒に処分できる点や、運搬の手間が省ける点です。ただし、費用が高めになる傾向があるため、他の方法と比較して検討することをおすすめします。

タイヤの売却や譲渡

状態の良いタイヤであれば、リサイクルショップやフリマアプリ、ネットオークションなどで売却や譲渡が可能です。以下のような条件を満たすタイヤは、買い手が見つかりやすいです。

  • 製造から3年以内
  • 溝の深さが4mm以上
  • スリップサインが出ていない

売却や譲渡を検討する際は、タイヤの状態を確認し、適切な価格設定を行うことが重要です。

まとめ

不要になったタイヤは、自治体では回収されないため、カー用品店、ガソリンスタンド、不用品回収業者などを利用して適切に処分する必要があります。処分方法や費用は店舗や業者によって異なるため、事前に確認し、自分に合った方法を選択しましょう。また、状態の良いタイヤは売却や譲渡も検討することで、処分費用を抑えることが可能です。

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