トライアンフ・タイガー1200のシート互換性とシートヒーターの装着可否を徹底解説

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トライアンフ・タイガー1200シリーズは、モデルごとに装備や設計が微妙に異なるため、シートの互換性や機能追加には注意が必要です。この記事では、2017年式XCAと2020年式デザートエディションのシート互換性、そしてヒーター付きシートの装着可否について詳しく解説します。

フロントシートの互換性:2017年式XCAと2020年式デザートエディション

トライアンフ・タイガー1200の2017年式XCAと2020年式デザートエディションは同じ「Explorer」系統であり、フレーム構造が大きく変更されていないため、基本的にフロントシートの物理的な装着は可能です。

ただし、スポンジの形状やアンコの厚み、座面の素材などが微妙に異なる場合があり、ライディングフィールに若干の違いが出る可能性があります。事前にディーラーやサービスマニュアルで品番照合を行うことをおすすめします

シートヒーターの装着は可能か?配線とカプラーの有無

2020年式デザートエディションにはシートヒーターが標準装備されていません。そのため、2017年式XCAの純正ヒーター付きシートを流用するには車体側にヒーター用カプラーが存在するかどうかがポイントになります。

一部の報告によると、配線が「プレ配線」されている個体もあるようですが、基本的にはデザートエディションは簡略化されているため、ヒーター機能の使用には別途リレーやスイッチの追加工事が必要になるケースが多いです。

デイトナなど社外品のヒーター装着は可能か?

もし純正流用が難しい場合には、デイトナ製やキジマ製のシートヒーターを取り付ける選択肢もあります。これらは汎用設計になっており、電源をヒューズボックスやアクセサリー電源から取り出すことで作動します。

その際はシート裏にヒーターシートを固定し、ON/OFFスイッチをハンドル回りなどに設置する必要があります。比較的簡易的な工事で済みますが、DIYが不安な場合はプロショップに依頼するのが安心です。

互換パーツ選びで注意すべきポイント

純正部品の流用や社外品の取り付けを検討する際には、以下のポイントを必ずチェックしてください。

  • 年式ごとのカプラー形状と配線仕様の違い
  • ヒューズ容量の確認(ヒーターは10A程度の電力を要する)
  • 座面の厚みが異なると着座位置が変わるため足つきが変わる
  • 保証対象外となる可能性があるため、装着前に確認

とくに電装系の加工は車両火災やトラブルのリスクがあるため、慎重な判断が求められます。

装着例とユーザーの声

あるユーザーは、2020年式デザートエディションに2017年式XCAのヒーター付きシートを装着しようとしたところ、車体側にヒーター用カプラーがなかったため、別途配線を作成して成功させたとの報告があります。

また、別のオーナーはデイトナ製の汎用シートヒーターをDIYで設置し、「冬場のロングツーリングでも快適」と高評価を与えています。

まとめ:カスタムは下調べと確認がカギ

タイガー1200のような大型アドベンチャーモデルは、年式ごとに電装設計やオプション装備の仕様が異なるため、シート互換やヒーター追加には慎重な対応が求められます。

純正流用が理想ですが、必要に応じて社外品やプロによる施工も視野に入れて、安全・快適なカスタムを楽しみましょう。特に電装系をいじる場合は、必ず専門知識のあるショップに相談することをおすすめします。

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