BR9型レガシィツーリングワゴンで光量不足による車検不合格を経験した場合、バルブやレンズの対処で改善しないと「ユニット丸ごと交換」も視野に入ります。この記事では、交換するべきか、前期型・後期型ユニットの互換性はどうなのか、を明確に解説します。
バルブ交換・レンズ磨きでも改善しない原因とは?
車検場での光量不足は、単にバルブ切れではなく、ヘッドライト内部の反射板劣化やユニット本体の曇りが原因のことも多いです。
バルブ新品交換やレンズ磨きで改善しない場合、レンズ表面ではなくユニット内部の構造劣化が響いている可能性があります。
ヘッドライトユニット交換は最終手段ではないが有効
丸ごと交換はコストがかかりますが、内部状態が悪い場合は最も確実な解決策です。
交換には、信頼できる中古OEMユニットを使用する方法と、新品リプレイス品を導入する方法があります。それぞれのメリット・デメリットを比較して選ぶことが重要です。
BR9レガシィ・ツーリングワゴンの前期・後期ユニット互換性
BR9系は前期(2010〜2012年)と後期(2012〜2014年)でフェイスリフトがあり、ヘッドライトユニットも形状が微妙に異なります。
純正部品カタログのパーツナンバー確認が必要ですが、基本的に前期用と後期用は互換性がありません。また、カプラー形状や光軸調整部分も異なるため、別設計と考えた方が安全です。
中古パーツ選択のポイント
- 年式とグレード一致のユニット:例えば前期ツーリングワゴンの右側など
- 光軸調整モーター付き:配線もまとめて揃っているものが望ましい
- 光量良好な実走行品:反射板が磨耗していないものを選ぶ
信頼性を求めるなら、メーカー純正の新品リプレイス品も検討すべきでしょう。
交換後にも注意!光軸調整と法定点検
ユニット交換後は必ず光軸の再調整と光量測定を行いましょう。車検前提では、この調整が合格ラインの条件になります。
自分で交換・調整が難しい場合は、専門整備工場へ依頼するのが安心です。
まとめ:内部劣化にはユニット交換が有効、前期・後期は互換不可
BR9レガシィで光量不足が繰り返される場合、ユニット内部の反射効率低下が原因である可能性が高く、その場合はユニット交換が実用的です。
ただし、前期型と後期型では互換性がなく、対応年式に応じた部品選びが重要です。中古でも新品でも、交換後は必ず光軸調整を済ませてから車検に臨みましょう。
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