近年発売される新型車では、従来のCDプレーヤーが搭載されていないケースが増えています。特に9インチ以上の大画面ナビが標準装備となっている車種では、CD再生機能が省かれていることも少なくありません。この記事では、現行型の車でCDが聴けない背景や、代替手段、現行型ベルファイアをはじめとする車種別の事情を詳しく解説します。
最新車両ではCDプレーヤー非搭載が一般化
現在販売されている車種の多くでは、CD再生機能が標準装備から外されつつあります。その背景には、音楽の再生方法がストリーミングやスマートフォンとの連携(Bluetooth・USB)へと大きくシフトしたことが挙げられます。
特に大画面の9インチや10インチのディスプレイオーディオは、Apple CarPlayやAndroid Auto対応に重きを置いており、CDドライブの物理的スペースを削減する傾向にあります。
現行型ベルファイアではCD再生できる?
トヨタの高級ミニバンである現行型ベルファイア(40系、2023年モデル以降)では、メーカーオプションのディスプレイオーディオ(コネクテッドナビ対応)が標準化されており、CD/DVD再生機能は搭載されていません。
ただし、ディーラーオプションで「CD/DVDデッキ(USB接続型)」を別途追加することが可能です。コンソールボックス内に接続し、ディスプレイオーディオと連携させることで、CDの再生・操作が可能になります。
7インチSDナビ時代との違い:録音機能も減少傾向
以前主流だった7インチのインダッシュ型SDナビには、CD録音(ミュージックサーバー機能)を備えたモデルが多数存在しました。たとえば、パイオニア「楽ナビ」シリーズやトヨタ純正SDナビでは、CDを挿入するだけで自動録音が可能でした。
一方、現行モデルのディスプレイオーディオには、こうした録音機能は基本的に搭載されておらず、音楽はスマートフォンやUSBメモリから再生するスタイルへ移行しています。
CDを聴くにはどうすればいい?代替手段まとめ
CD音源を再生したい場合、以下の方法があります。
- ディーラーオプションのCD/DVDプレーヤー:ディスプレイオーディオ対応の純正オプション。
- ポータブルCDプレーヤー+AUX/USB接続:汎用機器で音声出力。
- CD音源をPCでMP3に変換→USBメモリで再生:音質を保ちつつ利便性アップ。
いずれも「ナビとの連携機能」や「再生中の表示の有無」などに違いがあるため、使用感にこだわる場合は純正品の導入がおすすめです。
音楽の聴き方が変わった今、ナビ選びも変化
現在はSpotifyやAmazon Musicなどの音楽ストリーミングサービスが普及し、スマートフォンと車載ディスプレイとの連携がメインとなっています。BluetoothやUSB接続により、プレイリストの管理や音声操作も可能になり、CDの存在感は以前より薄れつつあります。
ただし、「お気に入りのCDアルバムを車でも楽しみたい」といったニーズは今も根強く、CD再生環境を残す選択も有効です。ナビを選ぶ際は、自分の音楽スタイルに合わせて再生方法を確認しましょう。
まとめ:新型車でもCDは聴けるが、標準装備ではないことが多い
現代の車ではCDプレーヤーは必ずしも標準装備されていません。特に9インチ以上のディスプレイオーディオを搭載したモデルでは、ストリーミング前提の設計が主流となっています。
現行型ベルファイアでも同様で、CDを再生したい場合はオプション機器を追加する必要があります。ナビを選ぶ際は、自分がどのような形で音楽を楽しみたいのかを整理し、それに合った機能を持つモデルを選ぶことが大切です。
コメント