カスタムバイクの世界では、見た目の迫力や個性を演出する上でマフラー選びは重要な要素です。特にゼファーχのようなネイキッドバイクに4本出しマフラーを装着することで、クラシカルかつ独自の存在感を放つスタイルが完成します。しかし、見た目のインパクトだけでなく、性能面や実用性にも影響があるため、今回は4本出しマフラーのメリット・デメリットを具体的に解説します。
4本出しマフラーとは?
4本出しマフラーとは、エンジンからの排気を4本それぞれ独立したパイプで排出する構造のことを指します。ゼファーχは並列4気筒エンジンのため、1気筒ごとに1本のマフラーを割り当てる形式が可能です。
その独特なスタイルは旧車やカフェレーサー、族車などのカスタム文化にも影響を与え、多くのライダーから愛されています。
メリット①:圧倒的な見た目のインパクト
4本出しマフラー最大の魅力は、やはり視覚的な存在感です。左右に2本ずつ伸びるマフラーは、クラシカルな雰囲気を持つゼファーχとの相性が抜群です。
イベントやバイクミーティングでも注目されやすく、「ゼファーならやっぱり4本出し」という声も多いほど、スタイルを重視する方にとっては魅力的な選択肢です。
メリット②:1気筒ごとの排気音が楽しめる
4本出しはそれぞれのシリンダーから排気音が分かれるため、独特な「パラパラ音」を奏でることができます。これにより、エンジンの動きがよりダイレクトに伝わってくるような感覚を楽しめます。
とくに旧車ファンや音にこだわるライダーには、そのサウンドが「たまらない」という評価を受けています。
デメリット①:重量増による運動性能の低下
4本出しマフラーは通常の集合マフラーに比べて重量が大きくなるため、バイクの取り回しや走行性能に影響を及ぼす可能性があります。特に低速時のハンドリングやバランスに違和感を覚えることもあります。
市街地での使用やツーリングが多い方は、長時間運転での疲労感も加味して選ぶと良いでしょう。
デメリット②:整備や車検対応の手間
4本出しマフラーの装着には、取り付けの精度や車検適合の確認が必要です。特に音量や排ガス規制の対象になる場合、車検非対応となるリスクもあるため注意が必要です。
また、整備の際にエキパイを外す手間が増えるなど、メンテナンス性がやや落ちる点も考慮すべきポイントです。
価格帯とおすすめの購入方法
4本出しマフラーは1本ずつ作られているため、価格も高め(10万円前後〜)です。中古市場でも人気が高く、良品はすぐに売れてしまう傾向にあります。
信頼できるショップやカスタム経験豊富な業者での購入・取り付けをおすすめします。ネット購入の場合は、返品保証のあるショップを選ぶと安心です。
まとめ:スタイル重視なら満足度高し、実用性とのバランスも考えて
ゼファーχに4本出しマフラーを装着することで得られる魅力は、見た目・サウンド・個性の演出といった面で非常に大きいです。一方で、重量や整備性、車検対応といった実用面のデメリットもあるため、「何を重視するか」を明確にしてから判断するのがベストです。
スタイルを追求したいなら十分価値があるカスタム。あなたのバイクライフがさらに楽しくなる選択肢となるでしょう。
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