スーパーカブのフロントタイヤのインチアップ方法:ノーマルサスでの限界と技術的アドバイス

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スーパーカブのフロントタイヤインチアップのポイント

スーパーカブのフロントタイヤは通常17インチですが、走行性能やデザインの向上を目的としてインチアップを検討する方もいます。この記事では、テレスコ化せずにノーマルサスのままインチアップを行う際の技術的なポイントと、インチアップの限界について解説します。

ノーマルサスでのインチアップの限界

ノーマルサスペンションを維持しつつフロントタイヤをインチアップする場合、重要な要素はクリアランスです。フロントフォークとフェンダーの間のスペースが限られているため、大幅なインチアップは難しいですが、18インチや19インチまでなら比較的対応しやすいです。

① 21インチ化の方法

21インチへのインチアップを行う場合、いくつかの方法があります。まず、他車種のホイールを流用するのが一般的な方法です。例えば、ホンダのXR系バイクのフロントホイールを流用することで、21インチ化が可能です。ただし、この場合、フロントフォークの改造や、フェンダーの取り外し、もしくは加工が必要になることがあります。また、21インチではノーマルサスでの取り回しが難しくなるため、注意が必要です。

② 20インチ化の方法

20インチのホイールを使用してフロントタイヤをインチアップする際には、ホイールサイズに合ったリムやタイヤの選定が必要です。20インチ化は21インチに比べてクリアランスの余裕があり、比較的ノーマルサスペンションでも対応可能です。例えば、カブ系カスタムパーツとして販売されている20インチホイールを活用し、フォークの改造を最小限に抑えてインチアップを行う方法が有効です。20インチ化では、タイヤサイズも適切に選ぶことで、バランスの良い走行性能を得られます。

インチアップ時の技術的アドバイス

  • クリアランスの確認: ノーマルサスペンションを維持したままのインチアップでは、タイヤとフェンダー、フロントフォーク間のクリアランスを十分に確認しましょう。インチアップ後のスペースが狭くなると、走行時に接触や異音が発生する可能性があります。
  • ハンドリングへの影響: タイヤを大きくすることで、ハンドリングが重くなる可能性があるため、実際の走行感覚にも注意を払いましょう。特にコーナリング時には、挙動が変わることが考えられます。
  • ブレーキへの対応: インチアップにより、ブレーキ性能にも影響が出る可能性があります。ホイールが大きくなるとブレーキキャリパーやディスクの位置調整が必要になることもあるため、ブレーキシステムの確認も重要です。

結論

スーパーカブのフロントタイヤのインチアップは、ノーマルサスでも18〜20インチまでの対応が比較的容易ですが、21インチにする場合は、他車種のホイールを流用したり、サスペンションの改造が必要です。インチアップを行う際は、クリアランスやハンドリング、ブレーキ性能に十分注意しながら作業を進めることが大切です。

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