新原付(125cc以下の原付)を購入し、後に普通二輪免許を取得した場合に、リミッター解除や125cc化が可能かについて考える方が多いでしょう。この記事では、リミッター解除の仕組みや法的な問題、またそれを行う際の手続きなどについて解説し、実際にどれほどお得になるかを検討します。
新原付と普通二輪免許の関係とは?
原付免許で乗れる125cc制限付きのバイクに対して、普通二輪免許を取得すると、より排気量の大きいバイクも運転できるようになります。普通二輪免許を持っていることで、法的には125cc以上のバイクを乗りこなすことができますが、原付のリミッター解除については一歩踏み込んだ話になります。
新原付を購入し、後から免許を取得してリミッター解除をするというケースでは、違法改造のリスクや手続きの複雑さが絡んできます。そのため、単純に「安くて便利だからリミッター解除して125cc化」という考え方には注意が必要です。
リミッター解除とは?そのメリットとデメリット
リミッター解除とは、メーカーが制限している速度や出力を解除し、バイクを本来の性能に戻す行為です。特に新原付では、規制により速度や出力が抑えられていることがあります。普通二輪免許を持っていれば、この制限を解除して125ccにすることが可能ですが、これは合法的に行う必要があります。
メリットとしては、バイクの性能が向上し、より快適な走行が可能になることが挙げられます。一方で、デメリットは、改造が適切に行われなければ車検に通らない、違法改造と見なされる可能性があることです。また、リミッター解除を行うには専門の知識や作業が必要であり、素人が手を出すのは危険です。
無申請での改造は違法になる?
リミッター解除を行う際、無申請で改造を行うことは基本的に違法となります。日本では、排気量や出力の変更がある場合、バイクの車検証に記載されている内容を変更する必要があり、その際には申請が必要です。
改造後に車検証に記載されていない仕様に変更すると、道路運行車両としての適正を欠いたバイクと見なされ、法的に問題が生じる可能性があります。したがって、リミッター解除を行う場合は、適切な手続きを経ることが大切です。
リミッター解除を前提にした新原付購入はありか?
新原付を購入し、リミッター解除を前提にする場合、初期コストを抑えることができる場合もあります。しかし、リミッター解除には手間と費用がかかり、何より法的なリスクを避けるためには必ず適切な手続きを踏む必要があります。
また、安価な新原付を購入する場合、最終的にリミッター解除にかかる費用や手間が元の価格差を上回ることもあるため、最初から125cc以上のバイクを購入する方がトータルでお得になる場合もあります。これらを総合的に考慮して、購入決定をすることが大切です。
まとめ
新原付を購入後、普通二輪免許を取得しリミッター解除を行うことは可能ですが、手間や費用、法的なリスクを考慮する必要があります。無申請での改造は違法となり、適切な手続きを行うことが求められます。
リミッター解除を前提にした購入は一見お得に思えますが、手間や最終的なコストを考えると、最初から125cc以上のバイクを選んだ方が結果的に楽でお得になる場合もあるでしょう。しっかりと計画を立てて、バイク選びを行うことをおすすめします。
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