OBD検査の対象車両について: フルモデルチェンジ後でもOBD検査対象外になる場合とは?

車検、メンテナンス

OBD検査の対象となる車両について、特に「フルモデルチェンジ」後でも対象外になる場合があることを知っているでしょうか。2021年10月1日以降、OBD検査の対象車両が一部変更されたことにより、従来の車両が対象外となるケースが増えています。本記事では、OBD検査の対象車両の選定基準や、特に「フルモデルチェンジ」を受けた車両がOBD検査対象にどう影響するかを解説します。

1. OBD検査とは?

OBD(On-Board Diagnostics)検査とは、車両のコンピュータシステムを使用して、エンジンや排気ガス、その他の重要なシステムに関する故障や異常を診断する方法です。OBD検査は、車両の排出ガス規制やエンジンの動作確認を行うため、主に排出ガス検査の一環として行われます。

日本では、2021年10月1日よりOBD検査の対象車両が拡大され、新たにフルモデルチェンジ車が追加されたり、年式による対象条件が変更されました。これにより、従来は対象外だった車両が検査対象となり、逆に対象外となる車両も増えているため、注意が必要です。

2. OBD検査対象車両の条件とは?

OBD検査の対象車両として最も重要なのは、車両の年式とモデルチェンジのタイミングです。特に「フルモデルチェンジ後」の車両は、対象となるか否かに大きな影響を与える要素となります。

2021年10月1日以降、OBD検査の対象となる車両は、「フルモデルチェンジ後の新型車」とされています。したがって、モデルチェンジしていない車両や、モデルチェンジ後でも十分な改良が行われていない場合は、OBD検査対象外となることがあります。

3. フルモデルチェンジ車はすべてOBD検査対象になるわけではない

質問にもあったように、「2017年にフルモデルチェンジをしたワゴンR」の場合、2021年10月1日以降の年式であってもOBD検査の対象外となることがあります。これは、フルモデルチェンジ後に新たにOBDシステムが導入されていない、もしくは新型車としての基準を満たしていない場合です。

実際、OBD検査対象車両の型式一覧では、2021年10月1日以降でもワゴンRは対象に含まれていない場合があります。このため、単に年式が新しいだけではOBD検査の対象とはならない点に注意が必要です。

4. OBD検査の対象車両を調べる方法

OBD検査の対象車両が自分の車に該当するかどうかを確認するためには、車両の型式をもとに検査対象車両一覧を調べるのが一般的です。この一覧には、年式やモデルチェンジに応じた対象車両が記載されています。

車両の型式番号や年式は、車検証などに記載されているため、それを確認して、自分の車がOBD検査対象に該当するかを事前に確認しましょう。また、ディーラーや整備工場に確認することもできます。

5. まとめ: フルモデルチェンジ車でもOBD検査対象外になる場合

OBD検査の対象となる車両は、年式だけではなく、モデルチェンジ後の仕様や改良内容が重要です。2021年10月1日以降の車両でも、フルモデルチェンジが行われていない、もしくはOBDシステムが導入されていない場合は、OBD検査対象外となることがあります。

自分の車がOBD検査対象車両かどうかを確認するためには、車両の型式番号をもとに、対象車両一覧をチェックすることをおすすめします。疑問がある場合は、ディーラーや整備工場に確認することもできます。

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