AF27に取り付けたMHイレブンビームのLEDテールランプが、ブレーキ時に点滅せず点灯するように加工したいというニーズに対応する方法を解説します。今回は、LEDテールランプのカスタム方法や注意点を具体的に紹介し、改造の手順を順を追って説明します。簡単な加工で点滅から点灯に変更できる方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1. テールランプの加工方法について
LEDテールランプをブレーキ時に点灯させるためには、点滅の動作を制御している回路を変更する必要があります。多くのLEDテールランプは、特定の回路設計により、ブレーキ時に点滅機能が働くようになっています。この点滅機能を解除し、点灯に変更するためには、回路に手を加える必要があります。
一般的に、テールランプに内蔵された点滅回路をバイパスするための方法として、直流回路の変更が求められます。この改造により、ブレーキ時に点滅せず、常に点灯するようにすることが可能です。
2. 必要な工具と準備物
LEDテールランプを加工するために必要な工具と材料は以下の通りです。
- ドライバー: テールランプの取り外しに使用します。
- ハンダごて: 回路の改造時にハンダ付けを行うために使用します。
- テスター: 回路の確認や配線のチェックに使用します。
- 絶縁テープ: ハンダ部分を絶縁するために必要です。
- カット工具: 配線の切断や接続作業に使います。
これらを用意したら、いよいよ加工作業に進みます。
3. 点滅回路を変更する方法
まず、テールランプをバイクから取り外します。その後、テールランプの裏側にある回路を確認します。LEDランプには、通常、回路基板があり、そこに点滅機能を司るICが組み込まれています。
このICをバイパスするためには、以下の手順を実行します。
- テールランプを取り外し、基板を取り出します。
- 基板に取り付けられた点滅用のICを特定します。
- ICの配線をカットし、代わりに常時点灯回路を接続します。
- 接続部分にハンダ付けをし、絶縁テープで保護します。
- 回路が正しく接続されたことをテスターで確認し、取り付けを行います。
これで、ブレーキ時にテールランプが点滅せず、常に点灯するようになります。
4. 点灯と点滅の切り替えスイッチを導入する方法
もし、点灯と点滅を使い分けたい場合は、切り替えスイッチを回路に組み込む方法もあります。この方法を使えば、運転中に簡単に点滅と点灯を切り替えることができます。
スイッチを導入する手順は以下の通りです。
- スイッチを取り付ける場所を決定します(通常、ハンドルバー付近など)。
- スイッチを配線に接続し、点滅回路と常時点灯回路の切り替えができるようにします。
- 配線が正しく接続されていることをテスターで確認します。
- 実際にスイッチを操作して、点灯と点滅が切り替わるかを確認します。
これにより、点滅と点灯を自由に切り替えることができるようになります。
5. まとめと注意点
LEDテールランプを点滅から点灯に変更する加工は、比較的簡単に行うことができますが、電気回路をいじるため注意が必要です。適切な工具を使い、安全に作業を行いましょう。
また、改造を行う際は、バイクの整備マニュアルやメーカーの仕様をよく確認し、正しい手順で作業を進めることが重要です。もし不安な場合は、専門のショップに依頼することも検討してみてください。
このカスタムにより、AF27のテールランプがブレーキ時に点灯するようになるだけでなく、より目立つ安全性の高いバイクに仕上げることができます。ぜひチャレンジしてみてください。
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