平成21年式のグランドプロフィアにLEDテールランプを交換した際、ブレーキを踏むたびに警告が表示され、警告音が鳴るという問題が発生することがあります。本記事では、その原因と具体的な解決方法について解説します。
LEDテールランプ交換後に警告が出る理由
グランドプロフィアのテールランプをLED化すると、ブレーキを踏んだ際に車両のシステムが異常と判断し、警告が出ることがあります。これは、LEDが純正バルブより消費電力が低いため、電流不足と誤認識されることが原因です。
1. 純正バルブとLEDの消費電力の違い
純正バルブは通常、21Wや24W程度の消費電力がありますが、LEDはこれよりも大幅に少ないため、車両の電流監視システムが「バルブ切れ」と誤認することがあります。
2. ハイフラ防止抵抗の取り付けは十分か?
ウインカーとスモールには問題がなく、ブレーキ警告だけが出る場合、ブレーキ用の抵抗値が適切でない可能性があります。
- 現在使用しているハイフラ防止抵抗:24V 50W 27Ω
- 必要な抵抗値:抵抗値を下げて電流を増やす必要がある
ブレーキ警告を解消する方法
ブレーキ警告を解決するには、以下の対策を試してみましょう。
1. 抵抗値を調整する
現在の27Ωでは消費電力が不足している可能性があります。以下の方法を試してください。
- 抵抗値を10Ω~15Ωに変更し、消費電力を増やす
- 50Wではなく100Wの抵抗を使用して安定させる
注意:抵抗は発熱するため、取り付け位置には十分注意が必要です。
2. ブレーキ回路にダミーユニットを接続
抵抗だけでは解決しない場合、ダミーロード(キャンセラー)を取り付けると改善することがあります。特に、24V車両用のLEDキャンセラーを試すと効果的です。
3. リレーを追加する
ブレーキ信号の負荷を調整するために、リレーを使用してブレーキ回路を補強するのも有効です。リレーを挟むことで、LEDバルブの誤認識を防ぐことができます。
4. 純正バルブを並列に取り付ける
どうしても改善しない場合、片側だけ純正バルブを残すことで、車両が異常検知をしにくくなります。見た目に影響を与えたくない場合は、純正バルブを目立たない場所に隠して配線することも可能です。
まとめ
グランドプロフィアのLEDテールランプ交換後に警告が出る場合、以下の対策を試してください。
- ブレーキ用の抵抗値を10Ω~15Ωに変更する
- キャンセラー(ダミーロード)を追加する
- リレーを使用して電流を安定させる
- 純正バルブを片側だけ並列接続する
これらの対策を試すことで、警告音を解消し、安全にLEDテールランプを使用できるようになります。
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