高速道路で車が塩だらけに!メンテナンスと安く済ませる方法を解説

車検、メンテナンス

冬の高速道路を走行すると、車が塩だらけになることがあります。これは道路に散布される凍結防止剤(塩化ナトリウムや塩化カルシウム)が原因です。放置するとサビの発生につながるため、適切なメンテナンスが必要です。本記事では、車についた塩の影響と、安く済ませるメンテナンス方法について解説します。

なぜ高速道路で車が塩だらけになるのか?

冬の高速道路では、路面凍結を防ぐために凍結防止剤(融雪剤)が散布されます。特に以下の条件で、車に多く付着しやすくなります。

  • 積雪や路面凍結が多い地域(東北・北海道・北陸・山間部)
  • 塩化カルシウムを多用する道路(橋・トンネル出口付近)
  • 走行後に雨や雪で洗い流されない状況

この塩分がボディや下回り(アンダー部分)に付着すると、金属部分が錆びやすくなるため、早めの対策が必要です。

塩害による車のダメージ

車に付着した塩分がもたらす主な影響は以下の通りです。

1. ボディのサビ・腐食

塩分がボディに残ると塗装の下から錆が発生し、劣化が進行します。特にホイールハウスやドアの下部は要注意です。

2. 下回り(アンダーボディ)の腐食

車の下回りは直接凍結防止剤を浴びるため、サビや腐食のリスクが最も高い部分です。フレームやマフラー、サスペンション周りが錆びると車検時の修理費用が高額になることもあります。

3. 電気系統や配線の劣化

塩分は電気系統にも悪影響を及ぼします。特に、下回りのセンサーや配線の接続部分が腐食すると、誤作動やトラブルの原因になります。

安く済ませる塩害対策・メンテナンス方法

塩害によるサビや腐食を防ぐためには、定期的な洗車と防錆処理が欠かせません。以下の方法で安く済ませることができます。

1. 高圧洗浄機を使った下回り洗浄(DIY)

塩分を落とす最も効果的な方法は、水でしっかり洗い流すことです。特に高圧洗浄機を使用すると、下回りの汚れや塩分を効率よく落とせます。

  • 自宅に高圧洗浄機(ケルヒャーなど)がある場合は、こまめに洗浄
  • ガソリンスタンドの下回り洗浄コース(500円〜1000円)を活用
  • ホースとブラシを使い、念入りに下回りを洗う

特に、雪道を走った後はすぐに洗車することが重要です。

2. 防錆スプレーを活用する

アンダーコートが劣化している場合は、防錆スプレーを活用すると安く済みます。

  • 市販の防錆スプレー(1本1500円〜3000円)を使い、下回りに塗布
  • 特にホイールハウス、フレーム、マフラー周辺を重点的に施工
  • 走行前に塗布しておくと、塩害の予防にもなる

手軽に施工できるため、DIYでの防錆対策としておすすめです。

3. アンダーコートの再施工(コストを抑える方法)

アンダーコート(防錆塗装)が劣化している場合は、再施工が必要です。

  • カー用品店や整備工場で施工すると2万円〜5万円程度
  • DIYならスプレータイプの防錆塗料(3000円〜5000円)で安く済む
  • 半年〜1年に1回の施工で、塩害を防ぐことができる

長期間車を乗る予定なら、しっかりとしたアンダーコートを施工する価値は高いです。

4. サビ取り剤でのメンテナンス

すでにサビが発生している場合は、早めの処置が必要です。

  • 軽度のサビは市販のサビ取り剤(1000円〜2000円)で除去
  • サビを落とした後に、防錆剤を塗布して保護
  • 進行している場合は、専門業者でサビ補修(1万円〜5万円)を検討

まとめ

冬の高速道路を走行後、車が塩だらけになった場合は、早めのメンテナンスが重要です。

  • 塩害によるサビを防ぐには、早めの洗車と防錆処理が必須
  • 高圧洗浄機での下回り洗浄が最も効果的
  • DIYでできる防錆スプレーやアンダーコート再施工でコストを抑える
  • すでにサビが発生している場合は、早めにサビ取り剤で処置

特に雪道や凍結防止剤が多い地域では、こまめなメンテナンスが長く車を維持するカギとなります。手軽にできる方法を活用し、愛車をしっかり守りましょう。

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