XS650 SPL 78年式のタンクコックの負圧式対策と使用方法

車検、メンテナンス

XS650 SPL 78年式に搭載された負圧式タンクコックについて、標準のコックが正常に動作しない場合、特に「ON」や「RES」位置でガソリンが流れない問題が発生することがあります。この記事では、負圧ホースが取り付けられていない状況でも、タンクコックを正常に使用する方法について解説します。

負圧式タンクコックの基本的な仕組み

負圧式タンクコックは、エンジンの負圧を利用してガソリンの流れをコントロールするシステムです。これにより、エンジンが停止している状態でもガソリンが流れないようにすることができます。このタイプのタンクコックには、負圧ホースをエンジンのインシュレーターに接続するパイプが必要ですが、XS650 SPL 78年式の場合、これが取り付けられていないことがあります。

この場合、通常の「ON」や「RES」位置でガソリンが流れないという問題が発生します。この問題に対処するためには、負圧ホースが必要であることを理解しておくことが重要です。

負圧ホースなしでのタンクコックの使用方法

負圧ホースが接続されていない場合、タンクコックを「PRI(フリー)」位置でのみ使用することができます。「PRI」位置は負圧を必要とせず、常にガソリンが流れる状態です。この設定は、エンジンが停止していてもガソリンが流れるため、車両を始動する際には便利です。しかし、通常の「ON」や「RES」位置でガソリンを流すためには、負圧ホースの接続が必要です。

もし「PRI」位置での使用が可能でも、日常的に使用するためには、負圧ホースの接続または他の対策が必要です。

負圧ホースを接続する方法

負圧ホースを接続するには、インシュレーター部分に適切なパイプを取り付ける必要があります。このパイプは、タンクコックの負圧端子に接続され、エンジンからの負圧をタンクコックに伝達する役割を果たします。パイプの取り付け作業は、整備工場や専門のメカニックに依頼することが一般的です。

負圧ホースの取り付けが完了すると、「ON」や「RES」位置でのガソリンの流れが正常に復旧します。これにより、タンクコックが本来の機能を発揮し、エンジンが稼働中にガソリンを供給することができます。

自然落下式のコックへの交換

負圧式タンクコックの代わりに、自然落下式のコックに交換するという方法もあります。自然落下式タンクコックは、負圧を使用せず、単純に重力でガソリンが流れる仕組みです。この方法であれば、負圧ホースの取り付けが不要となり、より簡単にコックを交換することができます。

しかし、自然落下式コックに交換する場合は、車両の仕様に合わせたコックを選ぶ必要があります。また、負圧式タンクコックのメリットを享受できなくなるため、選択肢として慎重に検討することが重要です。

まとめ

XS650 SPL 78年式のタンクコックが負圧式であり、負圧ホースが取り付けられていない場合、通常の「ON」や「RES」位置でガソリンが流れない問題が発生します。この問題を解決するためには、負圧ホースをインシュレーターに取り付けることが必要です。また、負圧式コックが不便な場合は、自然落下式のコックに交換することも一つの選択肢となります。いずれにせよ、車両に合った対策を施すことが大切です。

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