旧車バイクをLED化する際に、テールランプのハイフラ症状が発生することがあります。特に、LEDダブル球をポン付けした場合に、ポジションライトやテールランプが点滅し、ハザード状態になる問題に悩んでいるライダーも多いでしょう。この記事では、テールランプのハイフラを防ぐための対策方法を詳しく解説します。
ハイフラとは?
ハイフラとは、「ハイフラッシャー」の略で、ウインカーやテールランプの点滅速度が異常に速くなる現象を指します。LEDランプを導入した際に発生しやすい問題です。LEDランプは消費電力が非常に少ないため、従来の電球タイプのランプと比べて抵抗値が異なり、リレーが誤作動を起こして点滅が早くなるのです。
特に旧車バイクでは、元々搭載されているリレーがLEDランプに対応していないことが多く、ハイフラが発生します。
テールランプのハイフラ問題の原因
テールランプでハイフラが起こる原因は、主に2つです。まず、従来の電球タイプのテールランプに比べ、LEDランプの消費電力が圧倒的に少ないため、電流の流れが適切に伝わらず、リレーが誤動作を引き起こします。次に、ポジションライトとテールランプが同じ回路で動作している場合、LEDランプの低い消費電力がポジションライトにも影響を与え、異常な点滅が発生します。
これらの問題を解決するためには、専用の対策を講じる必要があります。
テールランプのハイフラ対策方法
ハイフラを防ぐための効果的な対策方法にはいくつかの選択肢があります。
1. LED対応リレーに交換
最も一般的で手軽な方法は、LED専用のリレーに交換することです。これにより、LEDランプの消費電力の少なさに対応でき、正常な点滅速度を保つことができます。LEDリレーは、旧車バイクにも適応できるものが多く、取り付けも簡単です。
2. ハイフラ防止用の抵抗器を追加
LEDの消費電力を増加させるために、テールランプの回路に抵抗器を追加する方法もあります。これにより、リレーが正常に動作し、ハイフラを防ぐことができます。抵抗器は、LEDランプに合わせたものを選び、回路に適切に取り付ける必要があります。
3. ハイフラ対応のLEDバルブに交換
ハイフラを防止するために設計されたLEDバルブも市販されています。これらのバルブは、消費電力の調整や内蔵されている抵抗器により、ハイフラを防ぐことができます。取り付けも簡単で、リレーの交換なしでも効果的に問題を解決できる場合があります。
ハイフラ対策後のチェックポイント
ハイフラ対策を施した後は、必ず動作チェックを行い、問題が解決されているかを確認しましょう。テールランプやウインカーが正常に点滅し、ポジションライトやブレーキランプも正しく動作していることを確認してください。
また、取り付け後に異常が発生した場合は、配線が正しく接続されているか、使用した部品が適切かを再確認することが重要です。
まとめ
旧車バイクのLED化におけるハイフラ問題は、LEDリレーの交換や抵抗器の追加、ハイフラ対応のLEDバルブの使用などで解決可能です。自分のバイクに最適な方法を選び、ハイフラ症状をしっかりと解消しましょう。LED化により、視認性が向上し、安全性が増すだけでなく、電力消費も抑えられるので、是非試してみてください。
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