エンジン溶接機が始動しない原因と対処法｜デンヨー ALW-170GSSⅡのトラブル解決ガイド

デンヨーの溶接機 ALW-170GSSⅡのエンジンが始動しないトラブルは、何が原因かを特定することが重要です。バッテリーやプラグを交換したにも関わらずエンジンがかからない場合、他にもいくつかのチェックポイントが考えられます。この記事では、エンジンが始動しない原因を特定し、解決方法を解説します。

エンジンが始動しない原因として考えられること

エンジンがかからない原因には、バッテリーやプラグの不良以外にも多くの要因が考えられます。まず最初に確認すべきは、燃料供給、点火系統、エアフィルターの状態などです。これらが正常に機能していないと、エンジンはかかりません。

今回は、ユーザーが既にバッテリーとプラグを交換し、燃料がキャブレターにしっかり届いているということなので、次にチェックすべきポイントについて詳しく解説します。

燃料がキャブレターまで来ているということですが、キャブレター内で燃料が適切に供給されているかの確認が必要です。キャブレターの通気口や燃料供給ラインが詰まっていたり、燃料が腐っていたりすると、エンジンが始動しません。

まず、キャブレターを取り外し、内部を清掃することをお勧めします。特に、燃料が詰まりやすいニードルバルブやジェット部分を重点的に確認してください。燃料ラインやフィルターの目詰まりも原因となるので、これも合わせてチェックしましょう。

プラグを新品に交換した場合でも、イグニッション系統に不具合があるとエンジンは始動しません。特に、点火プラグの火花が飛ばない場合、点火コイルやイグナイターの故障が原因かもしれません。

点火プラグを外し、火花の有無を確認してください。もし火花が確認できなければ、点火コイルやイグナイターの故障が疑われます。これらの部品をテストするには、専門的な工具や知識が必要になることがあるため、専門店に持ち込むことを検討してください。

エンジンは適切な空気が供給されないと、スムーズに始動しません。エアフィルターが詰まっていると、エンジンに十分な空気が供給されず、始動不良を引き起こす原因となります。

エアフィルターが汚れている場合は、清掃または交換を行いましょう。エアフィルターの状態が良好であれば、次に燃料や点火系統の問題を確認するステップに進んでください。

バッテリーが完全に充電されていても、セルモーターやバッテリー接続端子の接続不良が原因でエンジンがかからないこともあります。バッテリー端子が緩んでいないか、または腐食していないかを確認しましょう。

接続端子がしっかりと固定されており、腐食がないことを確認した後、セルモーターの状態も点検します。セルモーターが正常に動作しているかどうかを確認し、異常があれば交換を検討してください。

実際に、デンヨーの溶接機ALW-170GSSⅡでエンジンが始動しなかった事例がありました。このケースでは、ユーザーがバッテリーとプラグを新品に交換したものの、エンジンはかからなかったとのことです。原因は、キャブレターの内部に燃料の汚れが詰まっていたことでした。

清掃後、キャブレターからの燃料供給が改善され、エンジンは無事に始動しました。このように、エンジン始動不良の原因としてはキャブレターの問題が非常に多いため、まずは清掃を行うことをお勧めします。

デンヨーウェルダー ALW-170GSSⅡのエンジンが始動しない場合、バッテリーやプラグの交換だけでは問題が解決しないことがあります。燃料供給、点火系統、エアフィルター、セルモーターなど、さまざまな要因が影響している可能性があります。

順番にチェックポイントを確認し、トラブルを特定することが大切です。万が一、自己診断で解決できない場合は、専門の修理店に依頼することを検討してください。