バイクにグリップヒーター、USBポート、ドラレコ、レーダー探知機などを取り付ける際、電源の取り出し方法やFUSEの選び方に悩むことが多いです。特に、複数の機器を同時に接続する場合、FUSEの個数や配線方法に注意が必要です。この記事では、バイクに複数の電装品を取り付ける際のFUSEの使用方法と、適切な配線方法について解説します。
FUSEの選び方と負荷の管理
まず最初に重要なのは、FUSE(ヒューズ)を正しく選定し、負荷を適切に管理することです。FUSEは電装品を保護するための重要な部品であり、過剰な電流が流れると自動的に回路を遮断します。しかし、FUSEの容量が適切でない場合、過電流が発生し、機器やバイクの電気系統に損害を与える可能性があります。
例えば、エーモンの5A電源取り出しコードを使用する場合、取り付ける機器の合計電流が5Aを超えないように注意する必要があります。もし複数の機器を同じFUSEに接続する場合、その合計電流がFUSEの容量を超えないように設計することが大切です。
電装品を複数接続する際のFUSEの使い方
複数の電装品を接続する場合、FUSEは1つの回路に複数取り付けることができますが、その容量には注意が必要です。例えば、テールランプのFUSEから電源を取る場合、そのFUSEの容量が大きいことが求められますが、5A電源取り出しコードを2〜3個に分けて接続するのは避けた方が良いです。
電装品を複数接続する場合は、それぞれの機器ごとに個別のFUSEを使用し、負荷がかかりすぎないように調整することが基本です。これにより、万が一のトラブル時にも、個別の回路が保護されるため、安全に使用することができます。
キーON時に使用するFUSEと電源の取り出し方
キーON時に電源を取り出す方法についても考慮が必要です。車体側の10A FUSEからエーモンの5A電源取り出しコードを使用する際、5A電源コードをUSB、ドラレコ、ETCなどの機器に接続する流れは合理的ですが、負担がかかりすぎないように確認が必要です。
具体的には、車体側の10A FUSEから直接電源を取る場合でも、5Aの機器を複数接続することで、合計電流が10Aを超える可能性があるため、十分な容量を持つFUSEを選択することが重要です。負荷が大きい場合には、別途専用のFUSEを使い、各機器の電流を分けることで安全に使用できます。
FUSEの容量をオーバーしないための配線方法
FUSEの容量をオーバーしないためには、各機器の消費電力を把握し、その合計がFUSEの容量に収まるように配線を行う必要があります。例えば、USBポート、ドラレコ、ETCを同じFUSEに接続する場合、それぞれの機器の消費電力を確認し、その合計が5A以内で収まるようにします。
また、エーモンの5A電源取り出しコードを使う場合、配線を適切に行い、過電流が流れないように工夫することが大切です。もし、消費電力が合計で5Aを超える場合は、別途、追加のFUSEを使って回路を分けることが推奨されます。
まとめ
バイクに複数の電装品を取り付ける際は、FUSEの容量と負荷を正しく管理することが重要です。5Aの電源取り出しコードを使って複数の機器を接続する場合でも、各機器の消費電力を把握し、適切なFUSEを使用することで安全に運用できます。
配線方法やFUSEの選び方に注意を払い、過電流を防ぐことで、長期間安全に電装品を使用することができます。トラブルを防ぐために、必要な場合は別途FUSEを設けることをお勧めします。
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