トヨタ86（ZN6）の電スロの調子が悪くなると、アクセル操作に違和感を感じることがあります。このような場合、アクセルペコペコの調整を行いたいという方も多いでしょう。しかし、スロコン（スロットルコントローラー）を使用している場合、アクセル調整を行う前にスロコンを外しておいた方がよいのでしょうか？この記事では、スロコンを外すべきかどうかについてのポイントを解説します。
スロコンとは？その役割と使用方法
スロットルコントローラー（スロコン）は、アクセルペダルとエンジンのスロットルとの間に設置し、アクセルの反応速度を調整する装置です。これにより、アクセルのレスポンスを変更したり、運転の快適さを向上させることができます。例えば、レスポンスを鋭くしてスポーツカーのような走行感を楽しむことができる一方で、燃費を重視してレスポンスを鈍くすることも可能です。
スロコンは、運転の好みに合わせて簡単に設定を変更できるため、多くの車に搭載されているアクセサリーですが、電スロの調整や調子が悪い場合に影響を及ぼすこともあります。
電スロの調整とスロコンの影響
電スロ（電子スロットル）は、アクセルペダルの入力信号をエンジンのスロットルに伝達する装置で、エレクトロニクス制御によって動作します。電スロが正常でない場合、アクセルを踏んでも反応が鈍かったり、反応が遅れることがあります。これに対して、スロコンが影響を与えることがあるため、スロコンを取り外してから調整を行うことをおすすめします。
スロコンが設定されている状態で電スロ調整を行うと、両者の調整が干渉し、思うような調整結果が得られない可能性があるからです。そのため、スロコンの設定がアクセルの挙動に影響を与えている場合、まずはスロコンを外し、電スロの調整を行うことが重要です。
スロコンを外すメリットとデメリット
スロコンを外すメリットは、アクセルの挙動を純粋に調整できる点です。スロコンが外れている状態では、車両の純正設定での反応を確認することができ、正確な調整が可能です。特に、電スロに不具合があった場合、スロコンの影響を排除することで、原因を特定しやすくなります。
一方で、スロコンを外すデメリットは、元々の車両のレスポンスが物足りないと感じる場合があることです。スロコンを使用していた場合、レスポンスの向上を実感しているドライバーにとっては、外すことでアクセルの反応が鈍く感じるかもしれません。そのため、調整後にスロコンを再取り付ける選択肢も検討する価値があります。
スロコンの取り外し後の調整方法
スロコンを取り外した後、電スロの調整を行う際には、車両のECU（エンジンコントロールユニット）をリセットすることが有効です。これにより、車両が新しい設定を学習し、最適な動作を提供することができます。リセットの方法は車両のサービスマニュアルに記載されている場合が多いので、確認しておきましょう。
また、電スロの調整に関しては、エンジンのパフォーマンスや加速感に影響を与える重要な部分なので、調整後に実際に走行テストを行って、問題が解決したかどうかを確認することが大切です。
まとめ
86（ZN6）の電スロ調整を行う際には、スロコンを外してから調整する方が効果的です。スロコンが設定されていると、電スロの挙動に干渉する可能性があるため、調整がうまくいかないことがあります。スロコンを外し、電スロの状態を確認し、適切な調整を行った後にスロコンを再取り付けることで、最適なパフォーマンスを得ることができます。
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