TOYOTA車を残価設定クレジット(残クレ)で購入した場合、途中で車を乗り換えたくなったときの対応については少し複雑です。残クレ契約では車を返却する前提で進められますが、他社への販売や解約後の処理方法について知っておくことが重要です。本記事では、残クレ途中解約の際に発生する可能性のある手続きや注意点について詳しく解説します。
残クレとは?基本的な仕組み
残価設定クレジット(残クレ)は、車の購入時に「車の下取り価格」を予測し、その残りの金額をローンとして支払う方式です。購入者は月々の支払いをしていき、契約期間終了時に車を返却するか、残価分を支払って所有するかを選択します。
この仕組みの特徴は、月々の支払い額が通常のローンよりも少なく抑えられる点です。しかし、車の状態や走行距離が予想以上に減少した場合、最終的な支払い金額が増える可能性もあります。
残クレ途中解約の場合、他社への販売は可能か?
残クレ契約中に他社に車を売ることは基本的にはできません。残価設定クレジットは、あくまでTOYOTAディーラーと契約しているため、車を売却する前に残りの支払いをTOYOTAに完済しなければならないからです。
契約期間中に車を売却したい場合、その売却額をTOYOTAに支払い、残額を完済する必要があります。その後、車を所有権が移る形で他社に譲渡することは可能ですが、残価設定クレジットの条件に基づく完済が前提となります。
他社に車を売却しても問題ない場合とは?
残クレ契約終了後、つまり契約期間が満了した時点では、車を他社に売却することは可能です。この時点では、残クレの残高を完済し、車を所有するか返却するかを決めることができます。もし車の評価額が残価を上回る場合、その差額を手にすることができることもあります。
車の価値が残価を上回る場合は、残価分を支払い、車をそのまま所有するか、別の車に乗り換えることもできます。このような場合、他社への売却も問題なく行えます。
残クレ解約後に少しでも手元にお金が残るケース
残クレ契約終了時に、車の市場価値が残価設定額より高い場合、返却後に差額が手元に残ることがあります。たとえば、車を返却した際に予想以上に高く評価され、残クレで設定した残価を上回る額が市場価値であれば、その差額が購入者に支払われることになります。
この場合、TOYOTAから契約満了後にその金額を受け取ることができるため、新たな車に充当したり、他の用途に使うことができます。
まとめ
残クレ契約中に車を他社に売却することは、基本的には残価の完済が前提となります。しかし、契約満了後には車を売却し、少しでもお金が手元に残る可能性があります。車を乗り換えることを考えている場合は、残価設定クレジット契約の条件をよく理解した上で、最適なタイミングで手続きを進めることが大切です。
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