FRP製のエアロパーツは軽量で耐久性が高いですが、事故や衝撃によってヘアラインのようなヒビが入ることがあります。特に、シルバー色の塗装面に放射線状のヒビが見られる場合、どのように補修するのが最適か悩むこともあります。ここでは、FRPエアロパーツの補修方法について詳しく解説します。
FRPエアロパーツのヒビ修復方法
FRP製のエアロパーツに現れるヘアライン状のヒビは、外見を損なうだけでなく、塗装の剥がれや腐食の原因にもなりかねません。ヒビが小さく、割れや欠けがない場合、以下の手順で修復することが可能です。
基本的には、表面を丁寧に磨いてクリア塗装を再度施す方法が最も簡単で効果的です。しかし、ヒビが深い場合やひび割れが進行している可能性がある場合には、さらに手間がかかる補修が必要です。
クリア塗装を施す前に行うべき準備
ヒビが見える部分の補修には、まず表面を清掃し、状態をチェックすることが重要です。最初に、ヒビやクラックを見逃さないよう、十分に点検します。
次に、表面を滑らかにするために、細かい耐水ペーパー(例えば、1000番〜1500番)で磨きます。ヒビの部分にまでペーパーをかけて、表面を均一に整えます。
塗装方法とクリア塗装の選択
表面をしっかり磨いたら、クリア塗装を施していきます。クリア塗装は、ただ単にヒビを隠すだけでなく、塗装面の保護にも重要な役割を果たします。特に、耐久性や紫外線に強いクリア塗装を選ぶことをお勧めします。
ヒビを補修した後、塗装が剥がれないようにするためには、プラサフを使って下地処理をすることも重要です。プラサフは、塗装の密着性を高める役割を果たしますので、必ずプラサフを吹き付けた後にクリア塗装を行ってください。
再塗装する際の注意点と仕上げ方法
再塗装の際には、厚塗りを避け、薄く均等に塗布することが求められます。クリア塗装を数回重ね塗りすることで、透明感を高め、仕上がりが美しくなります。
乾燥時間にも注意が必要で、塗装後には十分な乾燥時間を確保して、塗膜がしっかりと定着するようにします。乾燥後、最後に軽く研磨を施すと、ツヤと滑らかな仕上がりになります。
補修後の仕上がりと効果的な維持方法
FRP製エアロパーツの補修後は、仕上がりが美しく、ヒビやクラックが目立たなくなります。塗装が乾燥した後は、車を洗車する際にも優しく取り扱うことが大切です。
また、青空駐車をする場合など、過酷な環境にさらされることが多い場合は、定期的に塗装面をチェックし、必要に応じて補修を施すことをお勧めします。適切にケアすることで、長期間美しい状態を保つことができます。
まとめ
FRP製エアロパーツのヒビ修復は、適切な下地処理と塗装方法で行うことが可能です。ヒビが浅い場合には、クリア塗装を施すだけで十分な仕上がりを得ることができますが、ヒビが深い場合はプラサフや再塗装を行うことが大切です。
適切な方法で補修を行うことで、エアロパーツを長期間きれいに保ち、見た目の美しさを維持することができます。
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