「背が低いから大型バイクは無理かも…」と諦めている方は少なくありません。しかし、身長147cmの方でも、工夫次第で“ゴツくてかっこいい”バイクに乗ることは十分可能です。この記事では、足つき性の良さとデザイン性の高さを兼ね備えたバイクを中心に、前傾姿勢がきつくないモデルを厳選して紹介します。
バイク選びで重視すべき「足つき性」と「ポジション」
まず重要なのがシート高と車体の絞り込みです。シート高が低くても横幅が広ければ足は届きづらくなります。また、ハンドル位置が高めでアップライトな姿勢が取れるものは、前傾が苦手な方にもおすすめです。
さらに、足つき改善のためにはローダウン仕様やローシート、厚底ブーツといったオプションも有効です。自分に合った調整を前提に選ぶと、選択肢は大きく広がります。
おすすめ①:ヤマハ BOLT(ボルト)Rスペック
排気量:950cc
シート高:約690mm
アメリカンテイストのクルーザーモデルで、見た目もゴツく、存在感は抜群。シート高が低く、足つきは非常に良好です。ハンドル位置も自然で、前傾にならず楽なポジションが取れます。
カスタムパーツも豊富で、自分好みに仕上げやすいのも魅力。低身長ライダーにとって扱いやすい“大型クルーザー”の代表格です。
おすすめ②:ホンダ Rebel 500(レブル)
排気量:471cc
シート高:約690mm
低めのシート高と細めの車体幅で、足つきにおいて非常に優秀なモデル。ビギナーからリターンライダーまで幅広い支持を受けています。
街乗りから高速巡航までこなせ、見た目も無骨なボバー系デザイン。取り回しも軽く、身長150cm未満でも安心して選べるバイクの代表格です。
おすすめ③:カワサキ Vulcan S(バルカンS)
排気量:649cc
シート高:約705mm
エルゴフィットというシート・ステップ・ハンドルの位置調整機構があり、体格に合わせたポジション選びが可能。前傾が苦手な方にも自然なライディング姿勢が取れることが魅力です。
カスタムもしやすく、街乗りからツーリングまでマルチに使えるモデル。足元に安心感を求める方にもおすすめです。
おすすめ④:スズキ SV650 ローシート仕様
排気量:645cc
シート高:約785mm(ローシートで調整可)
標準ではやや高めですが、純正ローシートやサス調整で足つき性を大きく改善可能。丸目ライトとトレリスフレームでネイキッドらしいスタイルが魅力。
やや前傾気味ではありますが、ポジション変更でアップライトにも調整可能です。エンジンの鼓動感と操作性のバランスが良く、中型〜大型の中でも「扱いやすさ」で定評のある1台です。
その他の足つき改善テクニック
- ローシート交換:シート厚を薄くすることで数cmの差が実感レベルに
- ローダウンサス装着:サスペンションを交換または調整して車高を下げる
- 厚底ライディングブーツ:市販で4〜5cm厚底の女性用バイクブーツも登場中
- 傾斜のない場所で練習:発進・停止が楽になる
まとめ:147cmでも「乗りたい」をあきらめないバイク選びを
身長147cmでも、ゴツい・カッコいいバイクを楽しむことは十分に可能です。大切なのは、足つき性・ポジション・取り回しのバランスをしっかり見極めること。今回紹介したモデルはそのいずれもに配慮された選択肢です。
ショップでの実車確認やローダウン対応の相談など、積極的に試してみましょう。「身長が低いから無理」ではなく、「自分に合わせて選ぶ」スタイルで、理想のバイクライフを始めてください。
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