車検証を紛失した場合、再発行の手続きは原則として車両の登録地を管轄する運輸支局で行う必要があります。引越しなどで現在の居住地が異なる場合、どのように手続きを進めればよいのでしょうか。本記事では、管轄外での車検証再発行の対応方法と注意点について解説します。
車検証の再発行は登録地の運輸支局で
車検証の再発行は、車両の登録地を管轄する運輸支局で行う必要があります。たとえば、ナンバープレートが「北九州」であれば、北九州自動車検査登録事務所が管轄となります。
引越し先の運輸支局では、原則として再発行手続きはできません。まずは、登録地の運輸支局で再発行手続きを行い、その後、住所変更の手続きを進めることになります。
再発行に必要な書類と手数料
車検証の再発行に必要な書類は以下のとおりです。
- 再交付申請書
- 手数料納付書
- 理由書(紛失や盗難の場合)
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 認印
再発行手数料は300円です。申請から交付までの所要時間は、通常30分程度ですが、混雑状況により異なる場合があります。
住所変更手続きの流れ
車検証の再発行後、引越し先の運輸支局で住所変更手続きを行います。必要な書類は以下のとおりです。
- 車検証
- 住民票
- 車庫証明書
- 手数料納付書
- 申請書
住所変更手数料は350円です。ナンバープレートの変更が必要な場合は、別途ナンバープレート代がかかります。
代理人による手続きと代行サービスの利用
平日に運輸支局へ行くことが難しい場合、代理人による手続きや、ディーラー・行政書士などの代行サービスを利用することができます。代行サービスを利用する場合、手数料が発生しますが、手続きの手間を省くことができます。
まとめ
車検証の再発行は、原則として車両の登録地を管轄する運輸支局で行う必要があります。引越し先の運輸支局では手続きができないため、まずは登録地で再発行手続きを行い、その後、住所変更手続きを進めましょう。必要書類や手数料を事前に確認し、スムーズな手続きを心がけてください。
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