クラシックなスタイルとゆったりとした乗り味で人気のアメリカンバイク。その中でも、中型免許で乗れるドラッグスターとイントルーダーシリーズは定番の選択肢です。今回は、ドラッグスター・ドラッグスタークラシック・イントルーダー・イントルーダークラシックの4台を比較し、それぞれの特徴や選び方のヒントを紹介します。
ドラッグスター(DragStar 400)の特徴
ヤマハのドラッグスターは、1990年代後半から登場した日本製アメリカンバイクの代表格です。全体的にスマートでシャープなシルエットが特徴で、都市部や細い道でも比較的扱いやすい設計となっています。
【メリット】 軽快な取り回し/比較的パーツの流通が豊富/燃費も悪くない
【デメリット】 クラシック派にはやや現代的に感じられるデザイン/直進安定性はクラシックよりやや劣る
ドラッグスタークラシックの魅力
クラシックはドラッグスターの派生モデルで、ホワイトリボンタイヤ・ワイドハンドル・メッキパーツなど、レトロで重厚感のあるスタイリングが魅力です。
【メリット】 外観の迫力がある/長距離走行時の直進安定性が高い/ローダウン風のフォルムで足つき良好
【デメリット】 ハンドル幅が広く、取り回しがやや重い/パーツ価格が若干高め
イントルーダー(Intruder 400)の特徴
スズキが展開していたイントルーダーは、海外志向が強い設計で、タンクの形状やシートポジションが独特です。直線的な加速と音が好評で、エンジンは低回転からのトルクが太く乗りやすいモデルです。
【メリット】 低回転でもしっかり走るトルク感/価格が比較的リーズナブル/人と被りにくい
【デメリット】 純正パーツやカスタムパーツの選択肢が少ない/スタイリングが好みを分けやすい
イントルーダークラシックの特徴
より大型アメリカンを意識したスタイリングで、丸目ライトと大柄なボディが特徴です。直線での安定性に優れ、ロングツーリングに向いています。
【メリット】 ワイドタイヤによる高い安定感/見た目に重厚感がある/ロングライド向きの設計
【デメリット】 車重があるため発進・取り回しに注意が必要/燃費がやや劣る
どのバイクを選ぶべき?
選ぶポイントは、デザインの好みと取り回しやすさです。街乗りメインで軽快さを求めるなら「ドラッグスター」、見た目重視でクラシックなアメリカンを楽しみたいなら「クラシック」系がおすすめです。
特にイントルーダーは珍しさと独特なフィーリングが魅力なので、周囲と被らないバイクを探している方にも向いています。
まとめ
ドラッグスターもイントルーダーも、日本製アメリカンバイクとして非常に完成度が高く、どれを選んでも後悔しにくいモデルです。ただし、年式や状態によってはメンテナンスやパーツ供給の問題もあるため、購入時には実車の状態をしっかり確認しましょう。
最終的には、「どれに乗っている自分が一番カッコいいか」を基準にして選ぶのが一番の近道です!
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