ネイキッドバイクにセパレートハンドルを装着する理由とその魅力

カスタマイズ

ネイキッドバイクにセパレートハンドル(セパハン)を装着するカスタムは、見た目だけでなく、ライディングポジションや操作性にも影響を与える重要な変更です。この記事では、セパハンの特徴やメリット・デメリット、装着時の注意点について詳しく解説します。

セパレートハンドルとは

セパレートハンドルは、左右のハンドルが独立しており、フロントフォークに直接取り付けられるタイプのハンドルです。これにより、ハンドル位置が低くなり、前傾姿勢のライディングポジションが実現します。

セパハンのメリット

スポーティな外観:セパハンにすることで、バイクのフロント周りが引き締まり、レーシーな印象を与えます。

空気抵抗の軽減:前傾姿勢により、走行中の空気抵抗が減少し、高速走行時の安定性が向上します。

ハンドルポジションの調整:セパハンは角度や高さの調整が可能で、ライダーの体格や好みに合わせたセッティングができます。

セパハンのデメリット

疲労の増加:前傾姿勢により、腕や背中に負担がかかり、長時間のライディングでは疲労が蓄積しやすくなります。

取り回しの難しさ:ハンドル位置が低いため、押し歩きやUターンなどの低速操作が難しくなることがあります。

転倒時のリスク:セパハンはハンドルが短いため、転倒時にタンクやエンジンカバーなどへのダメージが大きくなる可能性があります。

装着時の注意点

車検対応:セパハンに変更することで、バイクの全幅や全高が変わる場合があります。車検証記載の寸法から逸脱する場合は、構造変更の手続きが必要です。

ワイヤー類の調整:ハンドル位置が変わることで、スロットルケーブルやブレーキホースの長さが適切でなくなることがあります。必要に応じて、ワイヤー類の交換や調整が必要です。

ハンドル切れ角の確認:セパハン装着により、ハンドルの切れ角が制限されることがあります。取り付け前に、ハンドルがタンクやカウルに干渉しないか確認しましょう。

実例:Z900RSのセパハンカスタム

カワサキZ900RSをセパハンにカスタムする場合、G-STRIKERやオーバーレーシングなどのメーカーから専用キットが販売されています。これらのキットを使用することで、見た目の変化だけでなく、ライディングポジションの調整も可能です。ただし、カスタム費用や取り付け工賃、構造変更の手続きなど、事前に確認すべき点が多くあります。

まとめ

ネイキッドバイクにセパレートハンドルを装着することで、スポーティな外観や空気抵抗の軽減などのメリットが得られます。しかし、疲労の増加や取り回しの難しさなどのデメリットも存在します。カスタムを検討する際は、これらの点を十分に考慮し、自分のライディングスタイルや使用目的に合った選択をすることが重要です。

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