グランドアクシス(5FA1)に乗っていると、オイル消費量の多さやマフラー詰まりといった問題に直面することがあります。これらの問題を解決する方法の一つとして、混合給油化が挙げられます。この記事では、混合給油化の際のオイルポンプの処理方法や適切な混合比の選び方について詳しく解説します。
オイルポンプの取り外しと処理方法
混合給油化を行う際、オイルポンプを取り外すかどうかは重要な判断ポイントです。オイルポンプをそのままにしておくと、無駄なオイル供給が続き、エンジンに悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、オイルポンプを取り外し、オイルラインの吐出口を確実に塞ぐことが推奨されます。
具体的には、オイルポンプを取り外した後、オイルラインの吐出口に適切なキャップやボルトを使用して密閉します。これにより、オイルの漏れやエアの侵入を防ぎ、エンジンの安定した動作を確保できます。
適切な混合比の選び方
混合給油化を行う際の混合比は、使用するオイルの種類やエンジンの状態によって異なります。一般的には、ガソリン:オイルの比率を50:1から25:1の範囲で設定することが多いです。高性能な全合成オイルを使用する場合は、50:1の薄めの比率でも十分な潤滑性能を発揮します。
例えば、MOTUL 710 2Tのような高品質な全合成オイルを使用する場合、50:1の混合比が推奨されています。一方で、鉱物系オイルを使用する場合は、25:1から30:1の濃いめの混合比が適しています。エンジンの状態や使用環境に応じて、最適な混合比を選択しましょう。
混合給油化のメリットとデメリット
混合給油化には、オイル供給の安定性やメンテナンスの簡素化といったメリットがあります。オイルポンプの故障リスクを排除できるため、長期的な信頼性が向上します。また、オイルの種類や混合比を自由に選択できるため、エンジンの特性に合わせた調整が可能です。
一方で、毎回の給油時にオイルを混合する手間が増えることや、混合比の管理が必要になるといったデメリットも存在します。特に長距離ツーリングや頻繁な給油が必要な場合は、混合給油の手間を考慮する必要があります。
実際のユーザーの声と経験
実際にグランドアクシスを混合給油化したユーザーの中には、オイルポンプを取り外し、吐出口をしっかりと塞いだことで、オイル漏れやエンジンの不調を防げたという報告があります。また、混合比を50:1に設定し、高性能な全合成オイルを使用することで、エンジンのレスポンスや耐久性が向上したと感じるユーザーもいます。
ただし、混合給油化に伴う手間や管理の煩雑さから、元の分離給油方式に戻すユーザーも存在します。自分の使用スタイルやメンテナンスの手間を考慮して、最適な給油方式を選択することが重要です。
まとめ
グランドアクシス(5FA1)の混合給油化は、オイル消費量の多さやマフラー詰まりといった問題の解決策として有効です。オイルポンプの取り外しと吐出口の確実な密閉、適切な混合比の設定が成功の鍵となります。自分のバイクの状態や使用スタイルに合わせて、最適な給油方式を選択しましょう。
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