バイクのユーザー車検でタコメーターが動かないときの対処法と検査への影響

車検、メンテナンス

初めてのバイクユーザー車検では、整備状況や検査項目に不安を感じる方も多いでしょう。中でも、タコメーター(回転計)が故障している場合に車検が通るのかという疑問はよくあるものです。この記事では、タコメーターが動作しない状態での車検の可否や、対応策について詳しく解説していきます。

ユーザー車検におけるタコメーターの扱い

結論から言うと、タコメーターが故障していてもバイクの車検には基本的に通ります。というのも、タコメーターは検査項目に含まれていないため、機能していなくても不合格にはなりません。

検査官がチェックするのは主に灯火類、制動装置、速度計、排ガス、騒音、車体番号などであり、タコメーターの有無や精度は問われないのが現状です。

ただし回転数が必要になる場面もある

例外として、排ガス検査で指定された回転数に合わせる必要がある場合、タコメーターが参考として使われることがあります。特にインジェクション車や平成18年規制以降の車両では、CO/HC検査時に適切な回転数が求められることがあります。

ただし、実際には検査官が音やエンジンの挙動から「おおよその回転数」を把握して測定してくれるケースがほとんどです。経験のある検査官であれば、タコメーターがなくても問題なく進行します。

タコメーター故障時のおすすめ対策

どうしても心配な場合は、スマートフォンのアプリや汎用の外付けタコメーターを一時的に取り付けて対応する方法があります。Amazonやバイク用品店では、プラグコードに巻き付けて回転数を読み取る簡易タコメーターが安価で販売されています。

たとえば、「デイトナ製タコメーター」や「ノーブランドのデジタルタコ」などは取り付けも簡単で、検査時の目安として重宝します。

実際のユーザー車検体験談

あるライダーは、1998年式のキャブ車でタコメーターが壊れたままユーザー車検に臨みました。検査官に「タコメーターが動かない」と伝えたところ、「問題ありません」と返され、排ガス検査も音と勘で対応してくれたとのことです。

また別のケースでは、排ガス検査のために外付けのタコメーターを仮付けし、目視で回転数を確認しながら検査を受けたという報告もあります。いずれも無事に検査を通過しています。

タコメーターの修理・交換は今後のために検討を

車検自体には影響しませんが、タコメーターは日常的なエンジン管理に重要なパーツです。特に慣らし運転時やオイル交換タイミングの判断には不可欠となる場面もあります。

配線断線や内部ユニットの不良などが原因であれば、社外メーターや中古純正部品への交換を視野に入れて、早めの修理をおすすめします。

まとめ:タコメーター故障は原則問題なしだが、備えがあると安心

バイクのユーザー車検においてタコメーターの故障は基本的に不合格の対象とはなりません。ただし、排ガス検査時などで回転数の目安が必要なケースもあるため、簡易的な対策や検査官への事前相談が安心材料となります。

今後のメンテナンス性も考慮しつつ、余裕があればタコメーターの修理や交換を検討しておくと、より快適なバイクライフが送れるでしょう。

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