カワサキZX-25R(旧型)に乗っているユーザーから多く寄せられるカスタムのひとつが「テールランプのLED化」です。旧型モデルは豆電球(白熱球)を採用していますが、見た目や視認性、電力効率を向上させるためにLEDに変更したいと考える方も多いでしょう。この記事では、LEDテールライトの取り付け可否、必要なパーツや注意点を解説します。
ZX-25R旧型はLEDテールに交換可能?
結論から言うと、ZX-25R旧型でもLEDテールライトへの交換は可能です。ただし、配線形状や電圧特性が異なるため、単純なポン付け(カプラーオン)で済むケースは少なく、変換ハーネスの使用や加工が必要な場合があります。
市販のZX-25R対応LEDテールユニットの中には、車種専用設計でカプラーオン対応となっているものもあるため、購入前に適合情報をしっかり確認することが重要です。
LED化に必要な部品と工具一覧
LEDテールランプ化に必要な基本パーツと推奨工具は以下の通りです。
- LEDテールランプ本体(ZX-25R対応モデル)
- 配線変換ハーネスまたはギボシ端子
- プラスドライバー/マイナスドライバー
- 電工ペンチ/配線カッター
- 防水処理用の熱収縮チューブまたはビニールテープ
カプラーオンタイプであれば工具の使用は最小限で済みますが、汎用品を取り付ける場合は、結線加工が必要になることもあります。
ウインカーリレーの交換は必要か?
テールランプ単体をLEDに交換するだけであれば、基本的にウインカーリレーの交換は不要です。リレーが関与するのはウインカーの点滅タイミングであり、テールライト(尾灯・制動灯)には関係しません。
ただし、ウインカーも同時にLED化を行う場合は、ハイフラ防止のためにICウインカーリレーへの交換が必要です。LEDは白熱球より電力消費が少ないため、リレーが誤作動して点滅速度が速くなる「ハイフラ現象」が発生します。
実際の取り付け手順と注意点
以下は、LEDテールランプを取り付ける一般的な手順です。
- バイクのキーをOFFにして、バッテリーのマイナス端子を外す
- シートおよびリアカウルを取り外し、既存のテールランプユニットを露出
- 純正テールランプの配線カプラーを外す
- LEDテールユニットを取り付け、配線を接続(ハーネス使用または直結)
- 作動確認後、問題がなければ防水処理を施して元通りに戻す
特に重要なのは、防水対策と配線の確実な固定です。走行中の振動や雨水でトラブルが発生しないよう、確実に処理を行いましょう。
まとめ:ZX-25R旧型のLED化は可能だが下準備が大切
ZX-25R旧型の豆電球テールランプは、LEDタイプへの交換が可能であり、安全性や視認性、見た目のドレスアップにも効果的です。ただし、配線加工やパーツ選定に注意が必要で、適合確認は必須です。
ウインカーリレーはウインカーをLEDにした場合のみ交換対象となるため、テールランプのみの交換では原則不要です。安心してカスタムを楽しむためにも、製品選びと施工手順には慎重を期しましょう。
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