愛車を手放した後に「もっと高く売れたのでは?」と感じるのは、多くのバイクオーナーが一度は経験することです。とくに人気車種であるホンダCB400SFは中古市場でも注目されており、相場や査定額に敏感になるのも無理はありません。今回は、バイク王でCB400SFを売却した事例をもとに、「高く売れたのか?」「他でも査定すべきだったのか?」といった気になるポイントを解説します。
CB400SFの売却相場とは?
ホンダCB400SFは、400ccクラスでは非常に人気が高く、教習車でも使用されていた信頼性と万人受けするスタイリングから、中古市場でも常に需要があります。
2024年現在の中古車販売価格は、状態や年式にもよりますが、60万円台〜100万円以上と幅があります。走行距離1万km台で外装もきれいな個体なら、販売価格が100万円近くになることもあるのです。
売却価格70万円は妥当だった?
今回のケースでは、「新車購入価格 約90万円 → 走行距離16,000km → 売却価格70万円」という条件です。この条件で5年間乗って20万円の実質コストであれば、非常にコストパフォーマンスが良い売却だったと言えるでしょう。
実際に買取相場としては、CB400SFの程度が良い車両でも買取額70〜75万円程度が限界ということも多く、販売価格100万円とのギャップには、中古販売業者の整備・保証・利益が含まれていることを理解する必要があります。
販売価格と買取価格のギャップを理解する
中古バイクの販売価格と買取価格の差は平均で20〜30%程度あります。
- 販売価格:100万円(販売店での希望小売価格)
- 業者の利益・整備費・保証料:20〜30万円
- 買取価格:70〜75万円(状態が良ければ)
つまり、販売価格が高く見えても、買取としては妥当というケースが多いのです。
他社でも査定すべきだった?
とはいえ、「他社査定もしておけばよかったかな」と感じるのも自然です。以下のような方法で査定額が比較できます。
- バイク比較一括査定サービス:最大10社に一度に依頼でき、相場が見える
- ガレージセール方式(個人売買):手間はかかるが高値がつく可能性あり
- 地元のバイクショップ:意外と高値査定してくれるケースも
1社のみの査定で即決してしまうと、結果的に損をしてしまうこともあるため、複数査定は基本と考えておくのがベストです。
高く売るために押さえたいポイント
今後バイクを売る際に「後悔しないために」押さえておきたいポイントはこちらです。
- 洗車&磨きで第一印象をアップ
- 定期点検記録簿があれば提示
- カスタムよりノーマル重視
- 査定前に相場を調査しておく
これらを事前に準備しておけば、査定時により良い印象を与えることができ、プラス査定にもつながります。
まとめ
CB400SFを5年間乗って20万円のコストで売却できたのであれば、それは十分に「お得」な結果だったと言えます。たしかに、他社査定で数万円高くなった可能性はゼロではありませんが、すぐに現金化できた安心感や手間を考えれば合理的な判断でもあります。
今後の売却をさらに有利に進めたい場合は、複数査定や事前準備を徹底し、納得できる売却体験を目指しましょう。
コメント