高級車はどうやって買われているのか?残価設定ローンやリース契約の実態と購入方法を解説

新車

街中で見かける高級車。レクサス、ベンツ、BMW、アウディなど、いずれも新車で数百万円から一千万円を超える価格帯です。「こんなに高い車を一体どうやって買っているの?」と疑問に思ったことはありませんか?実はその裏には、現金一括購入とは異なるさまざまな支払い方法が存在しています。今回は、高級車の購入方法として多く利用されている「残価設定ローン」や「カーリース」について詳しく解説します。

高級車購入に残価設定ローンが選ばれる理由

残価設定ローンとは、3〜5年後の車の下取り価格(残価)をあらかじめ設定し、その差額分だけを分割で支払うローン方式です。月々の支払額が抑えられるため、高級車のような高額車両にも手が届きやすくなる仕組みです。

たとえば、600万円の新車を購入する際に残価を300万円と設定すれば、残りの300万円をローンで支払うため、実質の支払い負担は半額に。最終的に残価分を支払う・車を返却する・新車に乗り換える、という3つの選択肢が用意されています。

実際にどれくらいの人が利用しているのか

自動車販売業界の調査によると、レクサスやトヨタなどの国内ディーラーでは新車購入者の約4〜5割が残価設定ローンを利用しています。輸入車ディーラーでも利用比率は年々増加傾向にあり、メルセデス・ベンツやBMWの正規ディーラーでも同様のローンプランが標準提供されています。

年収が平均的な会社員でも、「月々4万円台でベンツに乗れる」といった広告が示すように、実際には残価設定型の支払いが一般化しています。

カーリースという選択肢も増えている

近年注目されているのが、定額で車に乗れる「カーリース」です。これは車を所有せず、「借りる」ことで月額費用を一定に抑える仕組み。車検や保険、メンテナンス費用などもパックされているプランも多く、急な出費の心配がないのが魅力です。

たとえばオリックス自動車やKINTO(トヨタ系)などが展開しているリースサービスでは、アルファードやクラウン、さらにはベンツやアウディの車両もリース対象となっており、幅広い層に利用されています。

残価設定ローンとリースの違いは?

項目 残価設定ローン カーリース
所有権 ローン終了後に自分のものになる 常にリース会社の所有
月額支払い 比較的安い(残価分除外) メンテ込みで割高に感じる場合も
中途解約 原則不可(違約金あり) 可能なプランもあるが条件付き
保険・税金 別途負担 コミコミプランなら込み

「高級車=お金持ち」はもう古い?

高級車に乗っている=高収入・お金持ちという印象は根強くありますが、現在は月額支払いで計画的に購入する人が多数派です。ローンやリースを活用することで、手取り年収400万円台でもレクサスやベンツに乗っている人も珍しくありません。

実際の購入方法は、「所有」から「利用」に変わりつつあり、見栄や一括購入に固執する時代ではなくなっています。

まとめ:賢く高級車に乗る方法がある

高級車を見かけても「お金持ちだから」と思う時代は終わり、残価設定ローンやカーリースといった支払い手段を駆使してライフスタイルに合った車選びをする人が増えています。

「高級車に乗る=一括購入」と考えるのではなく、自分の収入に見合った支払い計画を立てて、無理なく豊かなカーライフを送るという選択肢が今の主流。もしあなたも憧れの車があるなら、まずはディーラーやリース会社に相談してみるのも良いかもしれません。

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